2002年5月27日

　JTB連結決算、営業利益17億円、当期98％減益
　テロ影響しJTB単体は営業赤字15億円に

　JTBは5月24日、2002年3月期の連結並びに単体の決算を発表した。それによると、米国同時多発テロ事件の影響で、連結決算は売上高が前期比7.2％減の1兆1410億400万円、営業利益が89.9％減の17億3300万円、経常利益が77.7％減の46億6200万円、当期純利益は98.3％減の2億5800万円を計上した。海外旅行は取扱額で1150億円、営業収益で230億円のマイナスとなり、とくに北米、ハワイは売上高ベースで166億円減（19％減）となった。
　JTBの2003年3月期の連結業績見通しは売上高が前々年度の2000年3月期とほぼ同額の1兆2300億円、経常利益は90億円と予想している。営業収益ベースでは、前々年度の10％減、前年度の25％増と予測、テロ事件の影響が尾を引き、前々年度の業績には達しないと見ている。

27日、その他の主なニュース

＜トップニュース＞
★ANA、海外ホテル事業から撤退を決定
　国際線黒字化は03年度末、復配03年度へ努力
　連結決算、テロ影響で売上高5.9％減、最終赤字94億円
＜行政・関連団体＞
★地方の観光行政強化へ各都府県に窓口新設
　国交省、「運輸支局」設置に伴い7月1日より
★JNTO、W杯で来日するメディアに日本をPR
★日観協、訪日客を対象にポスターで日本旅館PR
＜旅行関連＞
★ツーリストシアター、樺太故郷訪問旅行を手配
＜航空関連＞
★売上高3.6％減の805億円、経常損失17.6億円
　ANK決算、累積損失12.3億円が発生
★チャイナエアライン611便が墜落事故
　日本人乗客は含まれていないとの情報
★JAL/JASへ米子・鳥取空港参入を要請
　鳥取知事、ANA単独路線からＷトラック化希望
★JAL参入の富山・岡山・山口で販売強化
　ANA、国内線ボーナスマイルキャンペーン実施
★THA1～3月業績、純利益5倍増に
＜出入国統計＞
★4月の訪 NZ日本人、2ヶ月連続で過去最高記録
　11.0％増の1万3430人、2桁プラスも2ヶ月連続
＜デスティネーション＞
★ATC、携帯電話用の公式ウェブサイトを開設
★エジプト・ファイユームでエコ・ツーリズム
★台湾の給水制限状況
★バリ・ベサキ寺院、ガイド同行を義務化
＜ホテル＞
★クアラルンプールのリージェントホテルで工事
★クイーンズタウンのパークロイヤルホテル改装
＜組織・人事＞
★JTB役員人事
★JTB関係会社役員人事（6月1日付）
★東急観光、支店を統合・移転
■為替市況（24日）

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(c)航空新聞社　２００１

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