東武トラベルが12月末に解散 東武美術館を来年1月から旅行会社に再生 東武鉄道は5月29日の取締役会で、連結子会社の東武トラベルを解散させるとともに、グループ内で休眠している(株)東武美術館を社名変更し、来年1月から第1種旅行会社として再生させることを決定した。東武鉄道は東武トラベルを12月を目途に解散の上、東武美術館を母体とする新会社に営業譲渡し、旅行事業を継続する再生基本計画を承認した。東武トラベルの清算は来年4月末を目途としている。 東武トラベルの2001年度の当期損失は9800万円で、累積損失は9億5000万円に膨らんだ。同社の資本金は4億9000万円で債務超過状態。従業員数は855名で、旅行業部門の従業員は826名。 東武鉄道では、「これまでの営業性格的なものを含めて、東武トラベルの存続の可能性を探ってきたが、旅行業界を取り巻く環境は我々が想像していた以上に厳しく、収支構造改善は困難と判断し、抜本的に見直すことを決めた」として、東武トラベルの解散、グループ別会社への営業譲渡に踏み切った。 |
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