2002年6月4日

　UAL、格安航空券からPEXへ販売シフト
　消費者に透明性と安心感高めることが目的

　ユナイテッド航空（UAL）では、正規割引航空券（PEX運賃）の販売強化を図る。IT運賃をベースとしたいわゆる「格安航空券」（エアオン）に関しては、販売を縮小する方向だ。同社サイドでは今回の方針を「消費者の選択肢拡大が目的。分かりやすい運賃体系を提供できるメリットがある」（浜岡聡一・北太平洋地区マーケティング部長）と説明している。
　同社では、従来よりエアオン運賃はPEX運賃と連動した形をとっており、PEXの格安化が進行する流れを受け、運賃差が縮小している状況にある。購入条件が不透明なエアオンよりも政府認可を受け購入条件がはっきりしているPEXの販売比率を高めることで、消費者に対する透明性をはっきりとさせたいのが同社の大きな目的。「PEX運賃は、旅行会社や発券カウンター、インターネットなどいろいろなルートによる購入が可能。消費者への選択肢を広げることができる。またルールがはっきりしているので、消費者も安心して購入することができる」（浜岡氏）とそのメリットを強調している。

4日、その他の主なニュース

＜行政・関連団体＞
★地方空港整備は抑制も新千歳等３空港に重点
　空港整備部会、８次空整に個別空港名盛込まず
★中部経済界、国交省上下分離案に“懸念”
　愛知県も「試算数値出てから」と慎重姿勢
＜旅行関連＞
★「GoGo 夏家族」で前年２倍の4400名集客目標
　関空発ホリデイ、4方面全てで幼児代金無料化
★ジェイアイ連結決算、経常利益17％増に
　海外旅行傷害保険はテロで16％減も国内増収
★JTB首都圏2支店にプリペイドカード券売機設置
　UC、クレジットカードで購入可能
★日旅4月取扱額3％増、海外14％減も国内11％増
★東急観光4月実績14％減、海外団体が回復傾向
★クロノス、スリランカ研修旅行を企画
＜航空関連＞
★COA、25周年記念運賃の設定期間を延長
　夏休み期間中もOK、好調な販売実績が背景に
★VIR、成田－ロンドンでEチケットサービス開始
★JAL、B767-300ER型機を６月１日から就航
　エコノミークラスでもオンディマンド機能
★中国などアジア路線にB767－300ERを6機導入
　全日空も「CLUB ANA」横5席、Yも新サービス
★エグゼクティブクラス・シーズンズに名称変更
　JAA、B747も年内にスカイラックスシート導入
★JEXが客室乗務員を12名程度募集、9月入社予定
＜出入国統計＞
★4月の沖縄入域観光客、0.5％減の38万人
＜デスティネーション＞
★REA、ブリットレイルでコンパニオンプロモ
★ローマ、聖人洗礼等で6月15・16日は混雑予想
★ロッテ免税店、W杯記念で超特価セール開催
★ATC、ソープ選手からのプレゼントキャンペーン
＜ホテル＞
★パラダイスホテル釜山がレディースフロア新設
　女性向けアメニティ充実、サウナ割引特典も
★伊豆湯ケ島温泉の落合楼が民事再生手続を申請
＜組織・人事＞
★人事異動　日本旅行（6月1日付）
★パラオ・パシフィック・リゾート、新GMに石山氏
■為替市況（3日）

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(c)航空新聞社　２００１

当ページのニュースは、日刊民間航空・旅行E-MAILニュース「日刊旅行通信」
から一部を抜粋し、掲載しています。
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