2002年6月12日

 中小旅行業の4割赤字、業界の“垂直統合”も
 国交省と全旅協、中小の競争力強化へ戦略提案

 
中小旅行業者の約4割は赤字経営であり、このままでは旅行業界の“垂直統合”が進む可能性もあるが、中小の強みを生かした市場確保策や企業間の戦略的連携、着地型旅行の開発などを進めることが生き残るために必要なのではないか──。
 国土交通省と全国旅行業協会はこのほど、「中小旅行業の21世紀戦略検討委員会」(座長:佐藤喜子光立教大学観光学部教授)における調査結果と意見を集約した形で、中小旅行業の将来展望に関する調査報告書をまとめた。この調査では、旅行業を取り巻く環境と、中小旅行業者の経営状況を分析した上で、海外事例や関連業界の動向を参考にしつつ、今後の方向性と戦略を導き出した。1万社以上に上る旅行業者のうち、9割以上を占める中小会社に新たなビジネスモデルを提案し、業界全体の競争力向上を図る狙いがある。


12日、その他の主なニュース
<行政・関連団体>
★今年の分割されない平均連続夏季休暇6.8日
 厚労省、夏季連続休暇の実施予定状況調査
★TIJ通常総会、10月に「ツーリズムサミット」開催
 松橋氏顧問で副会長に舩山氏、理事に佐々木氏
<Eトラベル>
★タビニと国内線ドットコムが相互リンク開始
<旅行関連>
★W杯日本代表の決勝T進出祝いキャッシュバック
 日新航空、香港4商品が2000円引、14日告知予定
★しなの鉄道社長に杉野HIS開発管理室長が内定
 田中長野県知事が澤田社長と話し合い、招聘へ
<航空関連>
★上海航空、DLHと提携、ANAに引き続き
 スターアライアンス入りも視野?
★米系航空会社5社、5月の輸送実績
 依然伸び悩む旅客需要、回復遅れる米系
★CAL、成田発業界向け特別運賃を設定
★ANZ、国内線サービスを簡素化
 国際線でも新サービス導入へ
★成田空港で「e-インフォメーション」実証実験
 携帯電話にフライト情報・アクセス情報を提供
<デスティネーション>
★プラハのカレル橋で修復工事を予定
★パリ・シテ島、7月から一切のバス進入禁止に
★ローマのサン・ピエトロ寺院、手荷物検査強化
★NZ南島の3大スキー場が売却
★アセアンツーリズムフォーラム、来年1月開催
★サイパンの「海中展望船ツアー」が再開
<ホテル>
★レックスホテル・シドニー、ホテル営業を停止
★サイパン・プルメリアリゾート、プール工事中
★セルリアンタワー東急ホテル、通信環境を強化
●訃報 元JAS小野専務取締役
■為替市況(11日)

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(c)航空新聞社 2001

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