中小旅行業の4割赤字、業界の“垂直統合”も 国交省と全旅協、中小の競争力強化へ戦略提案 中小旅行業者の約4割は赤字経営であり、このままでは旅行業界の“垂直統合”が進む可能性もあるが、中小の強みを生かした市場確保策や企業間の戦略的連携、着地型旅行の開発などを進めることが生き残るために必要なのではないか──。 国土交通省と全国旅行業協会はこのほど、「中小旅行業の21世紀戦略検討委員会」(座長:佐藤喜子光立教大学観光学部教授)における調査結果と意見を集約した形で、中小旅行業の将来展望に関する調査報告書をまとめた。この調査では、旅行業を取り巻く環境と、中小旅行業者の経営状況を分析した上で、海外事例や関連業界の動向を参考にしつつ、今後の方向性と戦略を導き出した。1万社以上に上る旅行業者のうち、9割以上を占める中小会社に新たなビジネスモデルを提案し、業界全体の競争力向上を図る狙いがある。 |
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