2002年6月25日

 阪急交通社3月期決算、営業赤字46億円
 テロ影響し、海外ツアー27%減の77万人

 阪急交通社は6月24日に株主総裁を開催、2002年3月期の決算を承認した。それによると、営業収益は前期比17.7%減の369億2800万円、営業費用は5.8%減の415億5500万円で、営業損失は46億2700万円(前期営業利益7億7800万円)、経常損失は35億8000万円(前期経常利益11億3400万円)、税引後当期損失は29億3000万円(前期当期利益1億1300万円)の赤字決算となり、当期未処理損失14億1400万円を繰り越した。
 同社によると、海外旅行は米国同時多発テロ事件の影響で、アメリカ・ハワイ方面だけでなく、主力商品の欧州方面でもツアー取消が相次ぎ、中国を中心にアジアとオーストラリア方面は好調だったが、全体としてテロ以前の状態に回復しなかった。国内旅行は取扱高、収入ともに前期を上回ったが、上期はメディア募集の航空機利用の主催旅行好調だったものの、近郊延ばすツアー、法人需要の団体旅行は期を通じて不振だった。


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