2002年7月2日

 IATA、国内3空港統合民営化案に異議
 扇大臣に書簡、空港間の赤字補填を問題視

 
国際航空輸送協会(IATA)が、先頃扇千景国土交通大臣に書簡を送り、現在進められている国内3空港(成田・関空・中部)の統合民営化案に対し、「空港間による赤字補填の恐れがある」と反対の姿勢を示した。
 IATAは書簡の中で、「成田空港の発着料を意図的に高く設定し、成田の利益分を関西空港・中部新空港の損失補填に充てる恐れがある」と指摘、「国際民間航空機構(ICAO)が定めたコスト指向・地域ベースによる着陸料設定の国際基準を明らかに脅 かすものだ」と反対の姿勢を強く示している。さらにIATA会長ジョバンニ・ビシガーニ氏は「空港所有形態の変更は空港運営者や政府だけではなく、航空会社や利用客、 荷主も利益を享受できるものであるべきだ」と述べ、世界で最も高い成田空港着陸料 がサービス提供に関わる適正な費用に則った形で削減されることを要求した。


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