成田―ニューヨーク線、競争激化続く 需要ほぼ回復、イールド・アップが各社の課題 4月のアメリカン航空(AAL)就航により、再び日系2社・米系4社が運航する競合路線となった成田―ニューヨーク路線だが、各社とも高いロードファクターを記録し、まずまずの状況となっている。しかし収益を示すイールドで見ると競争激化で低下しており、航空会社各社ではイールドの底上げが今後の大きな課題となっている。 成田空港の暫定滑走路供用開始に伴い、成田―ニューヨーク(JFK)線を就航したAALだが、「5月のロードファクターが80%弱」(東日本営業本部長飯田泰司氏)と比較的好調な状況だ。ボーイングB777型機(ファーストクラス:16席、ビジネスクラス:42席、エコノミークラス:163席、計221席)を使用することで、効率的な機材運用を図っているのが高ロードファクターにつながっていると言えよう。一方、イールドに関しては、「期待より下回っている」とのこと。特にコーポレート需要で出張回数削減やビジネスクラスからエコノミークラスにシフトする傾向がイールド減の要因となっている。 |
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