2002年7月23日

 成田―ニューヨーク線、競争激化続く
 需要ほぼ回復、イールド・アップが各社の課題

 4月のアメリカン航空(AAL)就航により、再び日系2社・米系4社が運航する競合路線となった成田―ニューヨーク路線だが、各社とも高いロードファクターを記録し、まずまずの状況となっている。しかし収益を示すイールドで見ると競争激化で低下しており、航空会社各社ではイールドの底上げが今後の大きな課題となっている。
 成田空港の暫定滑走路供用開始に伴い、成田―ニューヨーク(JFK)線を就航したAALだが、「5月のロードファクターが80%弱」(東日本営業本部長飯田泰司氏)と比較的好調な状況だ。ボーイングB777型機(ファーストクラス:16席、ビジネスクラス:42席、エコノミークラス:163席、計221席)を使用することで、効率的な機材運用を図っているのが高ロードファクターにつながっていると言えよう。一方、イールドに関しては、「期待より下回っている」とのこと。特にコーポレート需要で出張回数削減やビジネスクラスからエコノミークラスにシフトする傾向がイールド減の要因となっている。


23日、その他の主なニュース
<トップニュース>
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 JAL、アジアの航空会社で初めて2004年から
<行政・関連団体>
★羽田空港再拡張は早期事業化進める
 青山事務次官、新任の抱負等語る
<航空関連>
★UAL、第2四半期は純損失3億4100万ドル
 業績回復進まず、
★米系大手第2四半期業績出揃う
 遅れる業績回復、各社に微妙な差も
★BAWとIBEが包括提携へ
 アライアンスをベースに進む欧州内の提携
★COA、国際線Yクラスでアルコール飲料有料化
 他社は現段階では検討せず
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★JJ、バーゲン型運賃を毎月1週間、割引大幅強化
 特定便割引は全体の9割、事前購入割引も4割
★JAS、名古屋一熊本線に就航記念割引を設定
 最大で9600円引き、ANA単独路線に就航
★アジア系航空会社2社、6月の輸送実績を発表
<出入国統計>
★5月日本人シンガポール訪問者、14%減の5万人
<デスティネーション>
★レインボー・ロリキートへの餌付けが可能に
 豪ローンパイン・コアラ・サンクチュアリ
★ケアンズのスカイレイル・ケーブルウェイ
 エコ基準「グリーン・グローブ21」に認定
★再開発進むシンガポールのチャイナタウン
 チャイナタウン・ヘリテージ・センターがオープン
★シェールがMGMグランドでファイナルツアー開催へ
★アルハンブラ宮殿で夜間入場が可能に
★シチリア島内8つの町が世界遺産に登録
★英コッツウォルズ地方の日本語パンフ作成
<ホテル>
★シドニーのロイヤルガーデンホテルが名称変更
★オンワード・グアム、個室ダイニングを新設
<組織・人事>
★阪急、東京団体旅行部を阪急交通社ビルに移転
★CPA、日本支社営業本部長にフン氏
★GVB、西日本セールス・アシスタントに山内氏
■2001年度決算短信
■為替市況(22日)

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