2002年7月30日

 2002年海外旅行者数、1660万人レベルを確保か
 JTM予測、2001年は20〜30代のリピート率増加

 
2002年の日本人海外旅行者数は、2001年末に予測した1660万人を若干下回ると見ているものの、ほぼ予測数値なみの人数となりそうな動向となっている──。7月29日に都内で開催された第7回海外旅行動向シンポジウムで、ツーリズム・マーケティング研究所(JTM)からこのような見通しが示された。仮に1660万人を確保した場合、2001年実績の1622万人(前年比9.0%減)と比べると、2.3%増加することとなる。
 ただし、1660万人という予測の前提条件には、「夏休みには2001年のレベルに戻ること」(JTBレポート2002)があった訳だが、JTBが先に発表した夏休み期間中の海外旅行者数の予測でも、前年同期を6.6%下回る248万人と予想されており、既にこの条件をクリアすることは難しい情勢が明らかとなっている。また、国際観光振興会(JNTO)が発表した2002年1〜6月の出国日本人数は753万人(前年同期比13.2%減)に留まっており、1660万人を達成するためには7〜12月の下半期に907万人の出国者数を確保する必要がある。


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(c)航空新聞社 2001

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