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2002年8月12日

 USエアウェイズ、経営破綻に
 運転資金は確保、運航は継続

 
米系大手航空会社のひとつUSエアウェイズ(USA)が米連邦破産法第11条(チャプター11)の適用を連邦破産裁判所に申請した。負債総額は78億3000万ドル(約9400億円)に及び、昨年9月の同時多発テロ事件以降、米系大手航空会社初の経営破綻となる。なお、運航に関しては、既に銀行から5億ドル(約600億円)の運転資金(再建企業向け融資)を確保しているため、通常通り継続する。同社では、チャプター11申請後、来年第1四半期(1-3月)を目処に破産手続きの完了を行いたいとしている。また破産手続き完了後、テキサス・パシフィック・グループが同社の新株2億ドル(約240億円)相当を取得する予定。さらに同社では米連邦政府に対し、テロ事件に伴う航空会社への特別融資10億ドル(約1200億円)を申請しており、認可される見通し。新株と特別融資により同社では経営再建を目指す考えだ。そのため、今回の同社のチャプター11申請は、経営再建のための「荒療治」的側面が強いと言えよう。


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