仕入努力が繁栄できる契約・責任体系の整備を JATA、業法改正で“収益確保”への基盤整備を 旅行業界が適正な収益を確保するためには、各社の仕入努力が繁栄できる「契約体系」と「責任体系」の実現が必要であり、いわゆる現行の手数料商売から、“買取型”の仕入に基づく独自の値付け・販売という流通形態を認めてもらう必要がある──。 日本旅行業協会(JATA)は9月4日の記者会見で、旅行業法・約款改正に当たってのJATAの基本スタンスを初めて明らかにし、その第1点目として、旅行業の契約体系と責任体系の見直しの必要性を掲げた。旅行業の業務が「代理・媒介・取次」と業法第2条に定義されている以上、この実現は不可能だが、JATAとしては、旅行業の法的位置付け自体の見直しも視野に改正に臨むものと見られ、サプライヤーの代理販売的な立場からの脱却と、新たな責任体系に基づく“旅行業”の再構築によって、適正な収益が確保できる基盤整備を図りたい考えを打ち出すものと思われる。 |
5日、その他の主なニュース |
<トップニュース> ★公取委、新規対抗運賃の調査開始を公式に明言 新規へのマッチングに『極めて強い関心』 平成11年報告書の考え方を基本に調査 11年時点では「問題なし」と結論 大手航空会社は公取委の対応に困惑気味 「羽田一宮崎はSNAに任せては」との声も 事務総長、ANA/ADO提携は「事前相談を開始」 <行政・関連団体> ★空港警備強化で搭乗者情報の事前提示義務化か 米政府、航空会社のコスト負担増で関係者猛反発 <旅行関連> ★PMT、レディースゴルフ大会inグアムを開催 ルックJTB「Slim」でパッケージ商品を設定 ★シニア旅行カウンセラーズ、8月今期初の営業黒字 <航空関連> ★ANZ、名古屋−オークランド線を週4便体制に JALとのコードシェアリングも拡大 ★羽田一福岡線、利用率前年比で17%の大幅減 SKY7月、景気低迷による総需要縮小も影響か ★SNA、就航1カ月利用率は85.1%と出足好調 宮崎発旅客は89.5%、宮崎からの需要多く ★JJ対ANA、運賃競争さらに熾烈化 JJ、ANAグループ早割対抗し羽田一北海道値下げ <出入国統計> ★7月日本人スウェーデン宿泊数、2%減の1.7万泊 <デスティネーション> ★“花”“祭り”をテーマに南ドイツの販売促進 ドイツ観光局、南ドイツセミナーを開催 ★ホノルル・シーライフパーク、一部クローズ <ホテル> ★パンパシ、マウナラニベイで特典付宿泊プラン ★グランドハイアット・バリ、プールを改装 ■為替市況(4日) |