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2002年9月27日

 7月アジア太平洋日本人訪問者、中国依然好調
 価格訴求競争の弊害で太平洋アイランドが低迷

 
アジア・太平洋地区への訪問者数は、依然中国が好調で、オセアニアが安定した成長を見せている。一方、太平洋アイランドでは、景気状態から、消費者がピーク期となる7月を避けたことが数字に現れ、韓国および台湾は、前年同月とは一転して弱含み状態が続いている。
 アジア方面では、中国(前年同月比17.5%増の23万8000人)が好調で、それに伴う形で香港(同1.3%増の11万209人)およびマカオ(同1.1%増の1万738人)とプラス成長を記録している。一方で、韓国は同5.8%減の21万2753人となり、ワールドカップ開催で停滞した6月からは大きく戻しているが、今年に入り依然マイナス成長を続けている。台湾については、同14.8%減の7万2153人と2桁の減少となり、さらには同月の訪日台湾人数(9万357人)の方が訪台日本人数を上回る結果となった。東南アジア諸国については、数字は出ていないが、ベトナムは好調に推移していると推察されるが、マレーシア、シンガポール、インドネシアは依然低迷が続いている。


27日、その他の主なニュース
<トップニュース>
★不法滞在防止等からビザ要件緩和など退ける
 自治体の「特区構想」要望受け、外務省回答
 農業体験ツアー等の旅行業法適用除外は不可
 国交省回答も「特区推進室」は再検討を要請
<行政・関連団体>
★8月末までの成田運用状況、発着回数32%増に
 中国供給量2倍以上、唯一米国がマイナスに
★成田空港8月実績、国際線旅客数11%増に
★関西国際空港シンポin TOKYOが再び開催
<旅行関連>
★東急観光、分社の新会社名を発表
 首都圏個人旅行は東急トラベルエンタテインメント
★近ツー8月実績、海外旅行13%減と減少幅拡大
 ホリデイ低調、国内も不振で総取扱額10%減
★エースJTB、アクティブ熟年向けに「ファーブル」
 エコツアー、日本再発見の島旅を
<航空関連>
★「マッチングは独占禁止法違反のおそれ」
 公取委、大手3社に自主的な改善措置求める
 ANA、新規参入3路線をマッチング前に
 独禁法抵触せずと確信も公取委の指摘受止め
 ADO破綻で公取委は新規保護に“方針転換”
★国交省、エミレーツ航空に経営許可
 10月からドバイ─関西間でJALとコードシェア
★新JAL、国内4空港に共通案内カウンター
 羽田・伊丹等、チェックイン機も共用化へ
★新JAL、日韓線でも若者対象に統合運賃
 各社PEXより1万〜1.3万円安に
<出入国統計>
★7月の日本人スイス訪問者数、26%減の10.1万人
<デスティネーション>
★熟年やファミリー層取込を、需要平準化も課題
 フィジー政府観光局、ガヴォカ局長ほか来日
★USH、ジュラシック・パーク・ザ・ライド一時閉鎖
<ホテル>
★「越之湯」経営の勝浦温泉土地が銀行取引停止
<組織・人事>
★役員担務・人事異動 近畿日本ツーリスト
■為替市況(26日)

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(c)航空新聞社 2001

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