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2002年10月2日

国交省、業法・約款改正にワーキングG発足
第1回会合で、責任問題など白熱した議論展開

 旅行業法・約款改正に向けた検討作業が、いよいよ本格化してきた。日本旅行業協会(JATA)が先に、「約款等見直し検討部会」の報告書を公表したことで、業界内の議論が活発化しているが、国土交通省は10月1日、「旅行業法等検討懇談会」のもとにワーキンググループを発足。ここでは、業界関係者による実務レベルでの議論を深める考えで、ワーキングは月1回ペースで開催。第2回懇談会を前に、次回ワーキングは10月18に開催する予定だ。
 ワーキングに参画しているのは、JATA、全国旅行業協会、日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA)、日本添乗サービス協会(TCSA)、サービス連合の担当者と、三浦雅生弁護士。
 10月1日は初会合だったこともあり、論点整理が中心となったが、なかでも「旅行業の形態、業態をどう捉えるか」(田端浩旅行振興課長)について活発な意見が交わされたという。これに連動する形で、JATAの部会報告で示された窓口責任や商品・業種区分などについても意見交換がなされた。JATAの部会報告を議論のたたき台に、今後議論が深められていくものと見られる。
 また、業法・約款改正のスケジュールについては、仮に抜本改正を行う場合、次期通常国会への上程は難しいとの見通しが国交省より示された。その翌年の2004年度通常国会に上程されるとなると、改正業法等の施行は2005年度からとなる見込み。


日刊旅行通信 CONTENTS
<トップニュース>------------------------------------------
★日本航空システム、株式の新規上場を達成
 売上高で世界第3位の航空会社が誕生
 新規へのマッチング、利用率下がれば再対抗も
 アライアンスへの加盟、時期見て「躊躇しない」
★国交省、業法・約款改正にワーキングG発足
 第1回会合で、責任問題など白熱した議論展開
★JTB イベント・コンベンションで1000億円取扱を
 グループ総合力で立案運営まで一貫受注目指す
 団体需要の減少で「総合プロデュース」必要に
 JTB本体に推進本部発足、戦略立案や調整担う
<行政・関連団体>------------------------------------------
★扇大臣、「伊丹を潰すことが目的ではない」
 伊丹格下げで発言、神戸空港の格上げを強調
<旅行関連>---------------------------------------------------
★東急観光、「icotto! 」第1号店を狭山にオープン
 カフェとの複合店舗、気軽に立ち寄れる空間に
★旅行業の景況感は依然厳しく、回復速度も遅く
 近ツー9月のDI調査、海外個人旅行には明るさも
★JTB8月販売状況、国内増も総取扱額4%減
 海外旅行15%減もFITの取扱人員プラスに
<航空関連>---------------------------------------------------
★カンタス航空、ビジネスクラスキャンペーン
 ハードキャリーバッグまたはワインセット提供
★1日乗り放題運賃、初日2時間で約7万席予約
 ANA、最大割引率95.2%の利用も
★新JAL、羽田─札幌、旭川線など一部値下げ
★シンガポール航空、機内食のメニュー等を拡充
 「ブック・ザ・クック」で京懐石などを追加
<デスティネーション>------------------------------------
★ホノルル・シーライフパークに新ツアー登場
★マーライオン・オン・ザ・ベイ写真コンテスト
<ホテル>------------------------------------------------------
★ヒルトン・シドニー、4億ドルの大改装工事
<組織・人事>------------------------------------------------
★ユナイテッドツアーズ、森川常務が専務に昇任
 山田取締役が常務昇格、10月1日付で人事発令
■為替市況(1日)

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(c)航空新聞社 2001

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