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2002年10月15日

 バリ島でディスコ爆破、邦人9名も負傷
 近ツー主催催行決定、ジャルパック今日分中止

 
インドネシア・バリ島で起きたディスコ爆破事件で、インドネシア政府は、死傷者は500人近くに上り、死者が少なくとも181人、負傷者は297人に達したと発表した。これまでに身元が判明した死者は約40人で、140人以上の遺体は身元が確認されていない。日本人については、外務省が旅行中の9名が負傷し、病院で手当を受けていると発表した。
 日本旅行業協会(JATA)では、日本人7名が爆破事件に巻き込まれたことを確認しており、内訳は、JTB2名、その他会社による取扱いが3名、オーストラリアからバリ島を訪れていた2名の計7名となっている。このうち、その他会社の3名とオーストラリアから訪れていた2名の計5名は、軽傷のため既に治療を済ませて病院を出ているという。このほか、現地の領事館からの情報として、あと2名が軽傷によって病院で手当を受けていることが確認されている。
 今後の最大の焦点は、各社に判断が委ねられた主催旅行の催行可否となる。現在、各社は催行するか否かの最終決定を行うため、社内会議を行っているところがほとんどだが、近畿日本ツーリストがこれに先んじて「催行する」との方針を決定した。このため、各社の判断にも影響することが予想されるほか、大手旅行会社の中でも催行するか否かの判断が分かれることが予想される。


日刊旅行通信 CONTENTS
<トップニュース>
★バリ島でディスコ爆破、邦人9名も負傷
 近ツー主催催行決定、ジャルパック今日分中止
 外務省、14日夜にバリ島に危険情報発出
 「渡航の是非を検討して下さい」に引上げ
 爆破事故、「アルカイダによるテロ」と断定
 今後の海外旅行需要に影響懸念
 OTOA情報、空港警備強化でチェックインに時間
 交通機関、宿泊施設はレギアン通り以外平常
★新東京国際空港公団を先行単独民営化へ
 空港整備部会、上下分離案を白紙撤回
 整備部会次回は伊丹空港のあり方検討
<行政・関連団体>
★ACI総会閉幕、騒音で航空機格付けシステム採択
 CS基準の共通化決定、次回世界総会はUAEで
★日本−オーストリア航空協議、今日まで開催
★成田空港南ゲート供用式典を16日に開催
<航空関連>
★JALのFクラスシートがグッドデザイン賞受賞
★ANA、年末年始の特割、春の受験生割引届出
★ACA、9月の輸送実績は国内・太平洋線共好調
<出入国統計>
★8月の日本人マリアナ訪問者、22%減の2.6万人
★7月の日本人トルコ訪問者数、14.2%減の7492人
★8月の日本人ニューカレ訪問者数12.8%増
★9月日本人パラオ訪問者、対2000年比18.6%増に
<デスティネーション>
★台北MRT全区域内で飲食禁止が明文化
★ブダベスト・ゲッレールト温泉、一時閉鎖
★フィレンツェのダビデ像が修復作業
★コッツウォルズのペインズウィックホテル
 カントリーハウス・オブ・ザ・イヤーを受賞
<ホテル>
★アコー、独ホテル・チェーンの株式30%取得
★パンパシKL・バンコク、日本人スタッフを採用
<組織・人事>
★店舗移転 タビックスジャパン
■為替市況(11日)

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(c)航空新聞社 2001

当ページのニュースは、日刊民間航空・旅行E-MAILニュース「日刊旅行通信」
から一部を抜粋し、掲載しています。
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