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2002年10月22日

 UAL、第3四半期は純損失8億8900万ドル
 チャプター11申請回避か、財政再建に自信

 
ユナイテッド航空(UAL)が2002年度第3四半期(7-9月)の業績の発表した(持株会社UAL社業績)。特別費用含む純損失は8億8900万ドル(約1111億2500万円)に達し、第2四半期の純損失3億4100万ドルから損失額が大幅に拡大した。同社では先日、米連邦破産法11章(チャプター11)申請の可能性を表明、経営破綻が懸念されているが、現在労働組合や債権者等と財政再建に向けた話し合いを進めている段階にある。同社会長兼CEOグレン・ティルトン氏は「財政再建プログラムは順調に伸展している。現段階で、チャプター11を申請しなければならない状況になるとは誰も考えてはいない」と述べ、再建に向けた自信をアピールした。具体的には、労働組合に対し向こう5.5年に渡り総額58億ドル(約7250億円)の賃金コスト削減を目標に交渉を行っており、また債権者に対する資本保証や年間14億ドル(約1750億円)のコスト削減(賃金除く)の実施も検討している。これらを踏まえ、同社では来週にも米連邦政府に対し一連の財政再建策を報告、連邦政府からの債務保証を得たい考えだ。


日刊旅行通信 CONTENTS
<トップニュース>
★新JAL、国際線は東南アジア・中国を重点展開
 中国線は増枠分「使いきる」、アジア一部便数調整も
<行政・関連団体>
★JATA、10月22〜25日にバリ島へ視察団派遣
 ジャルパック中川常務を団長に、11名で組織
★日本政府、ICAOの新保険会社に参加せず
 「現行案では負担大」、継続検討・修正求める
★羽田再拡張へ一般財源を、成田4000m級も
 航空連合、2002〜03年度の政策提言まとめる
<旅行関連>
★JALとJTBがウェブサイトで業務提携開始
 HP上でホテルの宿泊予約・決済可能に
<航空関連>
★米系大手第3四半期業績出揃う
 米国内線需要不振が業績回復の足かせに
★THA、新潟発チャーター便を4本運航
★米航空会社の日本―香港線増便が認可
 米・香港協議でCPAとAALがコードシェアへ
★AZA、新機材導入は12/21から成田―ローマ線に
<デスティネーション>
★香港、エアポート・エクスプレスにグループ割引登場
★HKTB、下期広告展開がスタート
20-30代女性層に加え、熟年層もターゲットに
★ティファニーが11月にワイキキに新店舗
<ホテル>
★香港、グランドタワー・グランドプラザ廃業
★ソフィテル・ロイヤル・アンコールホテル
 アプサラダンスショーがデイリー営業に
<組織・人事>
★本社事務所移転 阪急交通社
■為替市況(21日)

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