.

2002年10月24日

 2001年は旅行消費額、生産波及効果とも縮小
 観光部調査、テロなど影響も、国内宿泊大幅減

 
国土交通省観光部は10月23日、2001年の旅行・観光産業による経済波及効果を公表した。それによると、2001年に日本国内で消費された「旅行消費額」は前年比8.8%減の20.6兆円と減少。これにより、全産業への「生産波及効果」は同9.3%減の48.8兆円、「付加価値効果」は同7.9%減の25.8兆円といずれも減少し、「雇用効果」は前年より29.2万人少ない同6.9%減の393万人と推計された。
 2001年は、長引く景気低迷に加え、米国テロ事件による影響などもあり、国交省でも基本的には「一時的な減少」と捉えている。ただし、8.8%減少した旅行消費額のうち、最大の構成費を占める国内宿泊旅行が前年より15.6%も減少しており、経済活性化策とともに、国内宿泊旅行の需要喚起策が重要性を増していると言えよう。
 この調査は、旅行・観光産業が日本経済に与える波及効果を把握しようと、2000年度より国交省観光部が実施しているもので、今回で2回目。既存データとともに、全国100地点で年3回、2000票のアンケート調査を実施し算定した。


日刊旅行通信 CONTENTS
<トップニュース>
★2001年は旅行消費額、生産波及効果とも縮小
 観光部調査、テロなど影響も、国内宿泊大幅減
 経済波及調査、来年度から「統計」化で調整中
★羽田新国際線ビル、年間3万回以上就航対応へ
 国交省跡地利用計画、大田区の了承が焦点
★SKY、羽田−青森線に来年4月末に参入へ
 来夏にも新路線開設、既存路線の増便は打ち止め
<行政・関連団体>
★WTO東アジア太平洋地域委、バリ島事件で決議
 観光産業と地域社会の信頼回復へ支援、結束を
<旅行関連>
★グアム・サイパンでJTB90周年記念スペシャル
 PMT、厳選オプショナルツアーを$90で提供
<航空関連>
★NWA、下期旅行会社社員向け特別料金設定
 成田−ソウル1.5万円、北京・上海2万円
★ANA、ファーストクラスをリニューアル
 ベット幅は世界最大、座席数減らし単独配置に
★全日空、懸賞付き個人向け無担保社債を発行
 抽選で合計1050名に中国や国内旅行プレゼント
★アジア系航空会社2社、9月の輸送実績を発表
<出入国統計>
★8月の日本人スイス訪問者数、23%減の7万人
<デスティネーション>
★ラスベガスにゲイ専用の本格派リゾート誕生へ
★ベルギートラベルマニュアル2003年度版発行
★フランスウィークエンダーパス継続発売
★パリ郊外の「ゴッホの館」、冬季休館
<ホテル>
★カンクンのグランド・コーラルビーチが改装
★ABT、すかいらーくの25%オフクーポンを贈呈
<組織・人事>
★事務所移転 コンチネンタル航空関西営業支店
★事務所移転 東急観光
★人事異動 東急観光
■為替市況(23日)

back to 旅行通信 INDEX


(c)航空新聞社 2001

当ページのニュースは、日刊民間航空・旅行E-MAILニュース「日刊旅行通信」
から一部を抜粋し、掲載しています。
ニュースの続きは、「日刊旅行通信」でお読みいただけます。

お申し込みはこちらから
お問い合わせはmail@jwing.com
「日刊旅行通信」
(毎週月曜〜金曜発行、祝日休刊)
購読料(消費税込み):半年間33,600円 一年間63,000円