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2002年12月12日

　旅行各社、19日までグアム主催旅行中止
　大手だけで約1万人がキャンセル・方面変更

　12月8日にグアムを直撃した台風26号「ポンソナ」は、グアムの旅行需要に多大な影響を及ぼした。航空会社は臨時便を運航、定期便も再開し、足止めされた約6000名の現地滞在者は帰国しつつあるが、ライフラインの復旧に目途が立たず、旅行各社は19日までの催行中止を決めたところが相次いでいる。
　催行中止の期間中にグアムへの旅行予約者は大手旅行会社だけで1万名以上に上ると見られ、今後もホテルの復旧作業に時間が掛かれば、年末年始のピーク時にも影響が出てくる。旅行各社とも、20日の金曜出発からはグアムへの予約が大幅に増えるだけに、現地の一日も早い回復を期待しているが、大幅な旅行者減は避けられない見通しだ。
　グアムへの日本人旅行需要は1～10月累計で約15％減の81万人。9～10月はテロ事件の反動で前年同月を上回ったが、前々月レベルに戻っていない。
　テロと台風により大きな打撃を受けたグアムの旅行需要をどのように回復するか。復旧の進捗度と併行して、日米間で支援策を検討することが望まれる。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★18日に現地担当者会議、西海岸中心に具体策検討
　JATAとビジットUSAが第2回会合、米予算化課題
★HIS澤田社長、1～2年後の東証1部上場を目標に
　近ツーと提携で欧州型チャーター展開目指す
★韓国クラウンホテルで火災、日本人6名負傷
　JTBグループのツアー客84名宿泊、4名けが
＜行政・関連団体＞
★JNTOの独立行政法人化法案、11日に可決成立
　来年10月1日より移行、より成果と採算性重視へ
＜旅行関連＞
★国内パックツアー料金、来年度から値上げも
　航空各社がIT運賃の下限値を見直し
★タビニ、銀行振込による支払い可能に
＜航空関連＞
★JAL兼子社長、着陸料値上げで運賃に転嫁も
★中国国際航空と中国西南航空が正式合併
　来年以降、フライトコード統一、オフィス統合も
★DALとNWA、Eチケットでインターライン協定
★キャセイとベトナム航空がマイレージ提携
　マイル獲得・特典交換が可能に
★中国西北航空、不具合で成田滑走路上で停止
　定期便17便に30分以上の遅れが発生
＜デスティネーション＞
★グレートバリアリーフなど観光面の魅力をPR
　クイーンズランド州のタウンズビル
　ラグビーW杯、日本代表がタウンズビルで3試合
★ナポリ、毎週末に中心部への観光バス乗入禁止
★シュロスベルク丘ケーブルカー、運休計画中止
＜ホテル＞
★バリ島ホテル協会、メディア対象プロモ実施
★ザ・マルコポーロ・ホンコンホテルに新施設
★ベトナムのハロンベイ・ホテルが再オープン
■為替市況（11日）

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