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2003年1月24日

 外務省、バクダットに自主退避勧告を発出
 国交省も危険情報の「常時把握」徹底で通達

 
外務省は、情勢が緊迫化しているイラクの首都バクダットに対し、自主的な退避をすすめる勧告を23日午前発出した。イラクでは、大量破壊兵器の査察を巡る緊張が高まっているが、外務省では、「今後の情勢は不透明だが、場合によっては急激な情勢悪化があり得る」とし、その場合、バクダット在留者の「出国が困難となる状況が予想される」として、自主的な退避を勧告した。
 IAEA(国際原子力機関)による査察結果は、週明けの1月27日に発表される予定のため、このタイミングでの自主退避勧告となった模様。
 これを受け、国土交通省観光部旅行振興課は同日、通達を発出し、海外危険情報の「常時把握」の徹底を旅行会社に求めた。
 とくに、この週末は、イラク情勢への注視が必要なことに加えて、有事を想定した対策のシミュレーションおよび体制強化が、旅行会社にも求められる。


日刊旅行通信 CONTENTS
<トップニュース>
★幹線増強で、幹線シェア45%達成見通し
 ANA事業計画、ローカル線5路線を運休
 成田─大連線を初めてデイリー化
 中国線はANA国際線の45.2%に拡大へ
<行政・関連団体>
★保守新党、「観光立国推進本部」を23日発足
 訪日外客1000万人達成へ「観光立国推進宣言」も
<航空関連>
★エバー航空が台北─札幌間で定期便開設へ
 日本と台湾間の航空業務で合意
★スイスエアラインズ、成田線デイリー化へ
 スイスとの航空協議で合意
★AAL、2002年度第4四半期業績、損失額縮小
通年では損失拡大、さらなるコスト削減目指す
★JALグループ、2003年度上期の悟空運賃申請
 東京−グアム、コナ、ラスベガスに特定便割引
★日本航空システム、ジャルセールスを子会社化
★フェアリンク、伊丹─松山・伊丹─大分線新設
 4号機目を入手で大分線も計画
<出入国統計>
★11月日本人ウィーン宿泊数1万9867泊
<デスティネーション>
★タイ政観東京事務所が業界関係者と懇親会開催
 ワンサーイTAT日本支局長「タイ観光促進に全力」
 2002年は3%の120万人、03年4〜5%増を予測
 11月のタイ日本人訪問者数は5割増の11万人
★ケアンズに日本語環境整ったネットカフェ登場
★カンボジア・クバルスピアンで入場券チェック
★ゴールドコースト空港、改修工事を実施
★ギリシャ・デルフィ博物館、工事でクローズ
<ホテル>
★JWマリオット・プーケット、宿泊パッケージ発表
★アストン・ワイキキ・ビーチがキャンペーン
★ケベックのアイスホテル、今年もオープン
★コンラッドシンガポール、セーバープラン提供
■為替市況(23日)

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(c)航空新聞社 2003

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