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2003年3月3日

 中国路線、地方発の増便・新規路線開設目立つ
 上海線が供給拡大で需要逼迫、価格上昇懸念

 
日中路線を結ぶ各航空会社の夏期スケジュールの運航計画がほぼ出揃った。大きな特徴として見られるのが、地方発の新路線開設や増便が目立つ点。昨年が成田空港拡張に伴う成田発着路線の大幅増強が中心だったのに対し、今年は地方から中国への大幅な航空座席の供給増が実現、さらなる中国への渡航者数増加への期待が見込まれる。
 一方、昨年大幅に座席供給量が増加した成田発路線では、成田―上海線を筆頭に需要が供給に追いつく状況が既に出始めている。特に上海線など、ビジネス需要が顕著な路線では、日系航空会社を中心に航空運賃が上昇、加えて現地ホテルの価格も高騰、今後の旅行商品造成への影響が懸念される。
 日本出発地別で見ると、まず仙台では、中国南方航空(中国北方航空)が仙台―長春線を2月27日から週2便で開設。同路線は、チャーター便として既に運航実績がある。また中国国際航空が仙台―上海―北京線を週4便に増便する。


日刊旅行通信 CONTENTS
<旅行関連>
★日新航空、新カテゴリー「FOCUS」本格展開へ
 メディア商品に飽き足らない庶民的熟年層狙う
★JAL・JAS利用の中国商品、初の合冊版で展開
 スカイツアー上期、全方面で地上手配のみも受付
<航空・空港関連>
★JAL、アメリカンとのコードシェアを延期
★成田空港、民営化後「上場まで3年は必要」
★損害賠償問題で「違法的過失か議論分かれる」
 青山次官、東京管制部のシステムダウンで見解
★ANA、貯めたマイルを電子マネーに変換
★ANA、輸送人キロあたり旅客収入が13%減少
★エア・ドゥ、羽田一旭川線へ参入、札幌線も増便
<出入国統計>
★1月日本人ハワイ訪問者、15%増の12.2万人
★1月日本人香港訪問者数、01年比16%増の12万人
<デスティネーション>
★NWA・CTC、東部カナダの夏の需要拡大へ
★メキシコ観光局、05年に訪問者数10万人台目指す
<ホテル>★ストリングスホテル東京がオープン記念宿泊料金
■為替市況(3日)

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(c)航空新聞社 2003

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