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2003年3月12日

 国際旅客の落ち込み激しく当期純利益80億円に
 JAL、15年3月期通期業績予想を下方修正

 
JALは11日、昨年11月15日の中間決算発表時に公表した15年3月期の通期業績予想を下方修正すると発表した。
 それによると、まず売上高は前回予想よりも200億円少ない2兆700億円となり、経常利益は同じく230億円少ない10億円、当期純利益は160億円少ない80億円へ修正した。
 この理由として、JALは特に国際旅客の落ち込みが最も大きなインパクトを与えていると説明している。同社によると、中間決算発表時よりも収入が200億円弱悪化(費用はほぼ同じ)しており、特に国際旅客収入が150億円程度のダウンとなったのに対し、国内旅客は40億円程度の減、国際貨物は反対に40億円のプラスとなったという。特に国際旅客は需要が落ちていることが減収の大きな要因で、「12月、1月はそれほどでもないが、2月、3月はイラクの不安で予約が減少している」としており、当初の見通しより需要が3%程度下がるという。またイラク情勢だけでなく、バリで発生したテロやグアムの台風等もインパクトを与えているようだ。


日刊旅行通信 CONTENTS
<トップニュース>
★JALS中期計画、連結営業益1200億円超目指す
 国際線、中国・アジア路線を更に拡充へ
 国内線は需要横ばい予想、効率化図る
★国際旅客の落ち込み激しく当期純利益80億円に
 JAL、15年3月期通期業績予想を下方修正
★JAL社長に羽根田氏、JAS社長に森川氏
★兼子社長、6月からの運賃値上げの意志表明
★台湾、5月からノービザ入国期間を30日に延長
★べーカー次官補が5000万ドルの観光予算具体化に言及へ
<旅行関連>
★ジャルパック新社長に梶氏内定、新町氏は会長
 ジャルパック本社、お台場に移転
★JTB上期、バリアフリーツアーを拡充
★ルックJTB中国と国内エコツアーでユネスコ協賛
★エースJTB、「ゆとり休暇」商品を発売
★イタリアツアー、03年上期個人旅行タリフ発表
<航空関連>
★米系航空各社、戦争発生時に航空券日付変更無料に
★ANA本社は17日に汐留に移転
<出入国統計>
★昨年上海に82万人の日本人、前年比47%増
<デスティネーション>
★エジプト、チャーター便による観光促進策継続
★ネパール、全国一斉に電話番号変更 
<ホテル>
★ウェスティングアム、8月にサマーフェスタ開催
<組織・人事>
★JALS、副社長に新町氏、松本氏は専務に
■為替市況(11日)

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(c)航空新聞社 2003

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