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2003年3月18日

 急性肺炎で注意呼びかけも、旅行制限はせず
 WHO、一部航空会社は搭乗拒否などの予防策

 
原因不明の重傷急性呼吸器症候群(SARS)が中国や一部の東南アジア地域で発生していることを受け、世界保健機関(WHO)は、3月15日付で注意喚起を発表した。これを受け、キャセイパシフィック航空(CPA)が、SARSの症状が出た乗客に搭乗拒否を求める措置を16日付で発表。航空各社でも感染拡大を食い止める予防対策が広まりつつある。なおWHOでは、健康な乗客に対する旅行制限は求めていないことを強調。現段階では、あくまでもSARS患者発生時の必要な対策を要求するまでに発表内容を留めている。
 WHOによる旅行者や航空会社、航空会社乗務員に対するガイダンスでは、乗客もしくは乗務員にSARSの疑いがある場合、到着空港にその旨の注意を促し、到着時には速やかにSARS患者を空港の検疫所での診察を行うよう求めている。さらに同乗した乗客や乗務員に対しても、SARSの疑いのあるケースとして、検疫所に向こう14日間の状況を報告するよう求めている。


日刊旅行通信 CONTENTS
<トップニュース>
★急性肺炎で注意呼びかけも、旅行制限はせず
 WHO、一部航空会社は搭乗拒否などの予防策
 厚労・外務省も情報発出、空港ではアナウンスも
★名鉄観光2月期決算、最終黒字8300万円
 西尾社長「全社員の努力で黒字達成」
★グアムのカマチョ知事、日本人にメッセージ
 島内の安全体制を強調、旅行計画継続を要請
<旅行関連>
★ダイナスティホリデー、上期第1版商品を発売
★楽天トラベル、「NIKKEI NET」と提携
★2月旅行業者倒産件数3件、負債総額8億円
★春闘、名鉄観光が定昇見合3000円で合意
★日本旅行、16年度から新卒採用再開
★商船三井客船、ホームページ大幅リニューアル
<航空関連>
★扇大臣、国会で関空2期工事は推進と発言
★MAS、コタキナバルとクチンを第2ハブに
★CPA、PEX運賃「はやトクん」発表、3.9万円〜
★CPA、「香港まるごと特典ブック」刷新
★エア・ドゥ、ANAとコードシェアで2月利用率改善
<デスティネーション>
★マッターホルン地方から観光ミッションが来日
★日本におけるフィジー観光促進の連絡体を結成
★VISAカスタマーセンター・ソウル閉店
<ホテル>
★アウトリガー・リーフ・フィジー・リゾート
 キッズプログラム充実でファミリー層獲得図る
★ニッコー・グアム、Sunset Beach Barbecue開始
<組織・人事>------------------------------------------------
★日本航空 本社部長級人事異動
■為替市況(17日)

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(c)航空新聞社 2003

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