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2003年4月1日

 成田一極集中で成田発日本人出国者は10%増
 02年出入国統計、関空7%減はじめ各空港で減少

 
法務省入国管理局はこのほど、2002年(1〜12月)の日本人出国者数および外国人入国者数の確定値をまとめた(別表参照)。それによると、日本人出国者数は前年比1.9%増(30万7147人増)の1652万2804人と増加したが、過去最高だったと2000年比では7.3%減(129万5786人減)と大幅に落ち込んでいる。2002年上半期(1〜6月)は、2001年9月の米国テロ事件の影響から脱せず、前年同期比で13.3%減少したほか、7月11%減、8月6.8%減と厳しく、9月以降の反動増によって下半期(7〜12月)は19.4%増となったものの、暦年合計では1.9%増の小幅な伸びに留まる形となった。
 一方、外国人入国者数(再入国者含む)は、前年比9.2%増(48万5665人増)の577万1975人と大きく伸び、このうち新規入国者数も同9.9%増(41万6983人増)の464万6240人と約1割増加した。これは主に、ワールドカップ・サッカー大会の開催、昨年4月の成田暫定滑走路オープンによる輸送力増強、日中国交回復30周年事業による交流事業などが、訪日旅行者拡大に寄与したため。


日刊旅行通信 CONTENTS
<トップニュース>
★成田一極集中で成田発日本人出国者は10%増
 02年出入国統計、関空7%減はじめ各空港で減少
 55才以上の熟年シニア層と30〜40代前半が好調
★阪急交通社中期計画、05年旅行営収520億円目標
 海外中国・SIT強化、低価格競争から転換を
★レキオス航空、全従業員を整理解雇
<旅行関連>
★ビジットジャパン事務局、今日正式に開設
 事務局員もほぼ決定、近ツー・日航等から参加
★近ツー2月実績、海旅16%増も総取扱額6%減
★阪急交通社2月実績、海外旅行11%増に
★R&C、イラク情勢に対する特別措置期間を延長
★春闘、内外航空サービスが合意
★近ツーメイト大阪「ふたりで10万円」商品発売
★HISとオリコ提携、「Skywalkerカード」発行
★商船三井「にっぽん丸」下期に台湾クルーズ
<航空関連>
★CPA、成田線含むアジア路線で減便実施
★COA、成田・関空・仙台発グアム線を一部減便
★NWA、成田・関空発で一部フライト運休に
★ANAも6月から国内線普通運賃除き値上げ
★ANA、システム障害で大橋社長など減給処分
 大橋社長は20%報酬減額、既存分含め50%減
<出入国統計>
★2002年の日本人欧州宿泊数、前年比95%程度
<デスティネーション>
★伊ヴァッレ・ダオスタ州セミナー開催
★英政観、湖水地方ガイドを配布
★NYの地下鉄料金、5月から2ドルに値上げ
<ホテル>
★マリオット、日本政府職員にガバメント割引
★チョイス、アナハイムにクラリオンホテル開業
★カパルアベイホテル、開業25周年特別料金設定
<組織・人事>
★人事異動 JTB国際旅行事業部長に野口氏
★人事異動―日本旅行(4月1日付)
■為替市況(31日)

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(c)航空新聞社 2003

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