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2003年4月7日

 外務省、SARSで6地域に「十分注意」発出
 WHOの伝播特定地域に、今後発出拡大あるか

 
外務省は4月4日夜、重症急性呼吸器症候群(SARS)の感染が伝播しているカナダのトロント、中国山西省、マカオ、台湾、シンガポール、ベトナムのハノイに対し、新たに「十分注意してください」を発出した。これら地域は、世界保健機関(WHO)がSARSの感染が伝播している域内感染地域に特定しており、渡航・滞在に当たっての安全対策を徹底するよう「十分注意」を発出したもの。
 SARS関連では、この前日に当たる4月3日夕刻に、香港と広東省に対して、不要不急の渡航の延期を勧告する「渡航の是非を検討してください」が発出されており、今回の「十分注意」を合わせると計8カ所に危険情報が発出されたことになる。
 今回、「十分注意」が発出された国・地域以外でも、SARSの感染報告がある国・地域はあるが、WHOによって伝播地域に特定されているかどうかが「十分注意」の発出基準となっており、今後、WHOによる伝播特定地域が拡大すれば、危険情報の発出先がさらに拡大することも予想される。


日刊旅行通信 CONTENTS
<トップニュース>
★外務省、SARSで6地域に「十分注意」発出
 WHOの伝播特定地域に、今後発出拡大あるか
 旅行各社、「十分注意」はツアー催行を継続
★SARS感染者数2270名に、ブラジル「可能性例」追加
★ANA、成田─香港線を減便、シンガポールを小型化
★扇大臣、政府系金融機関の融資検討を要請
<旅行関連>
★JHC、ホテルクーポン&とらパスで新システム
★JHC、BWホテルズとジョイントキャンペーン
<航空関連>
★アジア系航空各社、域内路線一時運休措置広がる
 CPA 9日から成田−香港1便運休、GW明け2便に
★SIA、SARS対応追加措置発表
★AAL・COA・DAL3月実績 イラク情勢の影響顕著
★JALもマスク搭載や機内消毒、減便は今後判断
★航空局長、国内普通運賃値上げへ航空会社後押し
★NWA、新塗装デザインでコスト2割削減へ
★SIA、Fクラスにボルドー高級赤ワイン提供
★AZA、Cクラスキャンペーンの特典追加
<出入国統計>
★02年1|10月日本人マルタ訪問者数18.6%増加
★2月日本人ノルウェー宿泊数、21%減の3564泊
<デスティネーション>
★ウズベキスタン、ビザ発給条件緩和
★オーストリア国鉄の主要駅にラウンジ
★英政観、スコットランド・ガイドを配布
<ホテル>
★スーパークラブス、グランド・リドの運営終了 
★パン パシフィック、シニア・レート設定
<組織・人事>
★事務所移転―日本旅行中部営業本部
★パン パシフィック ダッカの新副総支配人に小松氏
■為替市況(4日)

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(c)航空新聞社 2003

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