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2003年4月23日

SARS感染者急増で北京の危険情報引上げへ 　外務省、不要不急の渡航延期で主催中止に 　外務省は4月22日夜、重症急性呼吸器症候群（SARS）の感染者の急増を受けて、中国北京市に対して、危険情報を引き上げ、「渡航の是非を検討して下さい」（不要不急の渡航については延期をおすすめします）を発出した。香港、中国広東省に次いで3番目となる。 　これに伴い、旅行各社は主催旅行の催行を4月23日から中止、JTBは30日まで、近畿日本ツーリスト、日本旅行、ジャルパック、HISは5月14日まで中止することを決定した。また、各社ともに、広東、香港の主催旅行中止期間を北京と足並みを揃えて延長した。 　既に、これまでの北京市におけるSARS感染者の増大を受けて、主催旅行で北京市を訪れる日本人旅行者は少なくなっているが、北京への危険情報引き上げを受けて、ゴールデンウィークを前に、上海をはじめ中国全土の旅行を手控えることは必至の情勢で、これが海外旅行全体に影響することも避けられない見通しだ。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞ ★SARS感染者急増で北京の危険情報引上げへ 　外務省、不要不急の渡航延期で主催中止に 　JAL、ANAも北京線需要の動向見て対応決定 ★AAL、役員待遇に批判集まる 　上級役員の特別手当を撤廃、会長謝罪 ＜旅行関連＞ ★OTOA、SARSのヨーロッパ旅行需要への影響も色濃く 　新規予約伸びず「6月以降完全に悪い」 ★近ツー、「欧州資産運用ツアー」を発売 ＜航空関連＞ ★JAL、新規に福岡─上海、名古屋─グアム減便 ★欧州系4社、3月の輸送実績を発表 ★NWA、リゾート路線に期間限定運賃 ★静岡空港、土地収用法の事業認定を申請へ ＜出入国統計＞ ★第1四半期訪越日本人数、34％増の8.2万人 ★2月日本人デンマーク宿泊数、2％減の5591泊 ＜デスティネーション＞ ★ドイツ観光局、旅行展開催記念キャンペーン ★ナイアガラ「霧の乙女号」、4月26日運行開始 ★DFSギャラリア、各店舗で営業時間を変更 ★マカオ｜香港の新フェリー路線、6月12日に開始 ＜ホテル＞ ★ラッフルズ、カンボジア2ホテルで業界向け料金 ★京都駅構内でホテルチェックインが可能に ★ベストウエスタン、03年版ディレクトリー完成 ■為替市況（21日）

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(c)航空新聞社 2003

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