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2003年4月24日

 外務省、トロントと山西省に渡航延期勧告
 JTB、ナイアガラへのバス移動ツアー継続を検討

 世界保健機関(WHO)が4月23日、重症急性呼吸器症候群(SARS)の広がりのため、中国北京市、山西省、カナダ・トロントの3地域に不要不急の渡航を延期するよう勧告を出したことを受けて、外務省は22日の北京市に続き、23日深夜に山西省、24日朝にトロントの危険情報を引き上げ、「渡航の是非を検討して下さい」(不要不急の渡航については延期をおすすめします)を発出した。
 外務省の渡航延期勧告に伴い、旅行各社は24日朝から緊急会議を開催、対応を協議する。JTBは23日から北京市の主催旅行を中止しており、山西省については北京からのルートが多く問題はないが、トロントはナイアガラツアーのゲートウェイだけに、今後の対応に迫られる。
 ナイアガラツアーはトロント空港到着後、バスでナイアガラに移動するだけに、トランジットの対象には原則としてならないが、現段階では、JTBはSARS予防対策を万全に講じて、トロントからナイアガラへのバス移動のツアーは催行する方針の模様だ。


日刊旅行通信 CONTENTS
<トップニュース>
★外務省、トロントと山西省に渡航延期勧告
 JTB、ナイアガラへのバス移動ツアー継続を検討
★従業員の体温測定、客室の毎日消毒など求める
 JATA、受入側にSARS対策要請、ツアー再開準備
★5000万ドルの約8割を全米プロモーションに配分
 ベーカー次官補代理、約2割は州・地域向け
<旅行関連>
★「箱根会議」前にTIAオルーク氏が来日
 パウワウにエバンス長官参加、観光予算で発言
★与党3幹事長、中国人訪日団体でヒアリング
★ジャルパック、アラスカ直行便利用商品発表
★近ツー、社内にECCのビジネススクール設立
★スワン・インターナショナルが取消料免除
★ANAセールス&ツアーズも北京主催中止
<航空関連>
★ANZ 名古屋−オークランド運休、関空線も減便
★国交省、羽田の1日14便増便を正式発表
★公取山田事務総長、国内線の普通運賃値上げに慎重
★航空局、成田着陸不可時の羽田着陸で方策発表
<出入国統計>
★3月日本人マリアナ訪問者、7%減の2.6万人
<デスティネーション>
★アルプス・ワークショップ2003、6月に開催
★ブリットレイルの往復チケットの料金規定変更
<ホテル>
★九寨溝にシェラトンホテルがオープン
★ホテル日航新潟、5月2日に開業
<組織・人事>
★人事異動 近畿日本ツーリスト
★事務所移転―ブリティッシュ・コロンビア州観光局
■為替市況(23日)

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(c)航空新聞社 2003

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