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2003年5月7日

 JALグループ国際線半減、中国線で影響大きく
 GW実績、国内線需要も弱含みに

 
航空各社は6日、ゴールデンウィーク期間(4月25日〜5月5日)の輸送実績をまとめたが、それによると、全体としてイラク戦争・SARSや曜日配列の悪さ等により、JAL/ANAグループとも国際線旅客数は半減近くに落ち込んだ。特に、SARSの感染者が急激に増えた中国線が痛手を受けており、JALグループの中国線(香港除く)の旅客数は対前年比で約8割減少。これに対して、需要回復の遅れが指摘されていた米大陸線の旅客数は前年比75〜80%と他方面と比べて落ち込み幅が小さくなっている。ANAは、成田─ソウル、成田─グアム、成田─ホノルル線が「高い利用率になった」と説明しており、ソウル線は臨時便も運航した。
 一方、国内線はANAグループが前年比8.4%減と前年割れとなったが、JALグループは予約発表時よりも増加して、旅客数は前年をクリアした。


日刊旅行通信 CONTENTS
<トップニュース>
★JALグループ国際線半減、中国線で影響大きく
 GW実績、国内線需要も弱含みに
★WHO発表、SARS感染者数6727名
 香港の増加率が鈍化、シンガポールも止まる
<旅行関連>
★プレイガイドツアー、業界向けモニターツアー
★HIS3月実績 海外旅行10%減、SARS中旬から影響
 GW明けの変化期待、新規予約4月後半から戻り
★阪急交通社2002年度実績 海外旅行11%増
★東急観光2002年度実績 海外旅行2.4%増
<航空関連>
★CES 成田−北京線減便、地方路線相次ぎ減便・運休
★CAL、沖縄―台北線を5月減便
★AAL・COA・DAL、4月の輸送実績、SARS影響出る
★UAL、03年度第1四半期は純損失13億ドルに
★スイスインター、地域運航会社設立で低コスト運航を
★NWA、米本土向けで期間限定運賃、6.1万円から
★ANA2002年度決算、営業損失25億円・最終損失282億円に
 海外パッケージ収入は約27億円増の384億円
★JAL/ANAとも7月から国内線普通運賃値上げ 
<出入国統計>
★3月日本人渡豪者数、13.5%減の5万9900人
<デスティネーション>
★ハワイ・コンベンション・センター、日本でPR
★インドネシア文化観光公社、日本語HP開設
<ホテル>
★マドリッドのリッツ、オリエント・エクスプレス運営へ
【訂正】トルコ航空
■為替市況(6日)

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(c)航空新聞社 2003

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