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2003年5月14日

イラク戦争の始まりとSARS拡大の序章 　3月アジア太平洋地域の日本人訪問者数急減へ 　イラク戦争の始まり、重症急性呼吸器症候群（SARS）の感染が広がり始めた3月の出国日本人数は、前年同月比12.4％減の125万6000人（国際観光振興会調べ）だった。2001年3月と比較すると、22.1％減と減少率がさらに大きくなっている。しかも、3月は海外旅行需要が大きく減少する序章に過ぎず、SARS感染の広がりによる海外旅行減は4月、5月と月を追う毎に進んでいく。 　2003年3月のアジア・太平洋地域主要デスティネーションの日本人訪問者数（各国政府観光局調べ）は、3月時点で前年同月を上回ったのは台湾だけだった。2月まで好調に推移していたニュージーランドやオーストラリアのオセアニア地域でさえも前年同月を割り込んでおり、イラク戦争とSARS感染が海外旅行全体に大きな影響を及ぼしていることを物語る。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞ ★イラク戦争の始まりとSARS拡大の序章 　3月アジア太平洋地域の日本人訪問者数急減へ ★日通、夏商品をいち早く発表 　豪州・ハワイ・欧州中心に拡販強化 ＜旅行関連＞ ★新4種のユニット手配、内訳明示できず不可？ 　法制度WG、ユニットは1つのボールと全旅反発 ★SARSと旅行に関するQ&Aパンフレット作成へ ★WHO発表 SARS感染者7548名、死亡者573名 ＜航空関連＞ ★SARS完全制圧のベトナム、 HVNが需要喚起策 ★JAL、成田−北京／台北線など新たに減便 ★CES、日本路線追加減便と運休期間延長 ★スカイネットアジア航空が社員を募集 ＜デスティネーション＞ ★ポリネシアン文化センターで改修工事 ★ギザ三大ピラミッド地域の保存維持管理を強化 ★アスワンのエドフ神殿、塔門通行を再開 ＜ホテル＞ ★ダクストンホテル・アデレードがオープン ＜組織・人事＞ ★人事異動―日本旅行（5月1日付） ■為替市況（13日）

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(c)航空新聞社 2003

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