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2003年6月12日

 03年度は需要回復に全力傾注、まず夏場対策を
 JATA総会、業界一体でかつてない苦境克服を

 日本旅行業協会(JATA)は6月11日、第46回通常総会を開催し、2002年度の事業報告・収支決算および2003年度事業計画・収支予算を承認した。冒頭挨拶した新町光示会長は、「昨年10月のバリ島事件、同12月のグアム台風、イラク戦争にSARSと、2002年度は業界にとってあってはならない事件・事故が多発した。このように大変苦しい環境の中での総会開催は、未だかつてない」と厳しい1年を総括した。
 また、教訓として、(1)全てをイラク、SARSに帰結するのではなく、可処分所得を巡った全産業的な競争の中で旅行業がどうあるべきかを改めて考えるべき、(2)業界内の提携を進め一体となってどう対応するかを考えるべき、(3)有事にどう対応するか、危機管理のためにも体質強化を図るべき、(4)官民上げた観光立国戦略の中で、業界としても主体的に取り組んでいくべき──の4点を挙げ、「まず第一に、需要を回復させ、米国テロ事件前に戻すよう、全力を傾注する」方針を明示した。今後、各国政府観光局や航空会社などとも連携し、大規模なキャンペーンを計画していく。


日刊旅行通信 CONTENTS
<トップニュース>
★03年度は需要回復に全力傾注、まず夏場対策を
 JATA総会、業界一体でかつてない苦境克服を
 03年度は2億円弱の赤字予算、効率と重点化を
★アイスランド航空、羽田チャーター9月末実施
 所要時間10時間弱、近ツーとHISが商品化
<航空関連>
★COA、18日に「コンチネンタル・サマー」開催
★米系大手航空会社が需要回復キャンペーン
★米系格安ジェットブルー、小型機200機大量発注
★SIA、「夏の宝島」キャンペーンを実施
★在日米国商工会議所、成田着陸料を21%下げなど意見書
<出入国者統計>
★3月日本人オーストリア訪問、8%増の1.5万人
<デスティネーション>
★ハワイ観光局、「夏の大増販セミナー」を開催
★丸ビルで「マレーシアン・スタイル・カフェ」
★ATC、「ファインディングニモ」キャンペーン
 豪州を舞台にした同映画の12月公開を記念して
<ホテル>
★カリフォルニア州フレスノにクオリティ・イン
★JCHA、4月の全国平均客室利用率63.7%
<組織・人事>
★事務所移転 モーリシャス航空日本支社
■為替市況(11日)

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(c)航空新聞社 2003

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