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2003年7月7日

 5月の日本人海外旅行者、単月史上最大の落込み
 減少数の約半分が中華系国の渡航、SARS影響

 前年同月比55.1%減の57万5000人となった2003年5月の出国日本人数(国際観光振興会調べ)。実数としては、単月で最大の減少数(70万4000人)を記録。また、単月の減少率も、2001年11月の43.8%減を超え、前年同月比で最大となった。
 減少の要因としては、アジアを中心とするSARS流行による影響と、ゴールデンウィークが例年より曜日配列の悪かったことが、根本的に存在する日本の景気低迷による消費控えが絡まり、海外旅行が抑制されたためと分析される。また、5月の成田空港および関西国際空港からの国際線旅客数は、成田空港が同41%減の132万9711人。関空が同55%減の37万4700人。うち成田の旅客は、日本人が同49%減の72万8854人、外国人は同31%減の38万3573人、通過客が同23%減の21万7284人。5月の大手旅行会社の海外旅行の実績も、50%|60%の減少に。海外団体旅行は約7割の減少。主催旅行商品は約6割の減少となった。


日刊旅行通信 CONTENTS
<トップニュース>
★5月の日本人海外旅行者、単月史上最大の落込み
 減少数の約半分が中華系国の渡航、SARS影響
★外務省、台湾の危険情報を解除
 WHO、SARS完全制圧もなお警戒必要
<旅行関連>
★小豆島観光、団体客影響も個人客中心に回復
 観光部、JATA、ANTAが現地視察し意見交換
★VJC予算大幅拡充やJNTOの抜本的活性化必要
 自民観光小委員会が論点整理、税制措置も検討
<航空関連>
★羽田再拡張の滑走路設計や環境調査を来年度要求
★洞航空局長が国土交通審議官に
★新東京国際空港公団永井副総裁が退任、後任に玉造理事
★MAS、福岡線は夏期スケジュールいっぱい運休に
★ALK、「楽園計画"e"」ウェブサイト開設
★QFA、ユニフォームを一新、9月から
★UAL、中国路線の運航再開へ
<デスティネーション>
★ソウルに「アジアエロス博物館」オープン
★シンガポール、MRT北東線が開通
<ホテル>
★フォーシーズンズ、AMEX利用で3泊目無料
★プーケットにコンラッドが来年オープン
<組織・人事>
★JATA、マージョリー・デューイ氏を嘱託職員に
★人事異動 国交省観光部旅行振興課
★パン パシフィック バンコクに新日本人営業
■為替市況(4日)

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(c)航空新聞社 2003

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