日刊旅行通信

2003年9月26日

　2000名の大型インセンティブを台湾から受入れ
　ユナイテッドツアーズ、FIT取込へ台北に事務所開設

　近畿日本ツーリストグループのユナイテッドツアーズが9月中旬に、約2000名に上る大型訪日インセンティブ団体を台湾から受け入れたことが、このほどわかった。日系旅行会社がこれほど大きな団体をアジア市場で受注したのは、今回が初めてと見られ、同社が企画造成する海外旅行商品「ホリデイ台湾」による30年間の送客実績が、インバウンド事業でも結実した形となった。とくに、この8月以来、台湾からの大型インセンティブ団体の訪日が相次いでおり、その数は計約1万3000名近くに達する見込みで、台湾の旅行市場は活況を呈している。日系旅行会社の参入には、取引文化の違い、収益性の問題など課題は山積しているが、ユナイテッドツアーズでは、今回の経験を生かしてさらなる団体受注に力を入れていく考えだ。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★2000名の大型インセンティブを台湾から受入れ
　ユナイテッドツアーズ、FIT取込へ台北に事務所開設
★JALと海南航空が中国国内線で提携合意
　11月から北京－西安・成都で乗り継ぎサービス
★国交省大臣政務官に佐藤茂樹、斉藤滋宣議員
　鶴保氏は留任、外務政務官に荒井正吾氏
＜旅行関連＞
★HIS 8月実績、海外20.4％減と2割減まで回復
★日旅、添乗員同行のヨーロッパ周遊を9.8万円から発売
★観光立国税制検討懇談会が25日に初会合開催
★近ツーグループの旅の文化研究所が焼酎フォーラム
★クラブメッド、プーケットのスパがリニューアル
＜航空関連＞
★成田空港、８月航空旅客数は前年比90％に
★SIA、成田線を週20便に、台北経由は運休に
★ANA、８月国際線旅客数は96.8％まで回復
★エア・ドゥ、再生第三者割当増資を完了
★スカイマーク、５号機を報道陣に公開
★CPA、オンライン予約・Eチケット発券でボーナスマイル
＜出入国者統計＞
★上半期（1｜6月）日本人欧州宿泊数、約2割減
★6月の日本人訪米者数20万人強で前年2/3レベルに
＜デスティネーション＞
★2004年の台湾ランタン祭りは板橋市で開催
＜ホテル＞
★「堂ヶ島アクーユ三四郎」経営社が民再法申請
＜組織・人事＞
★ジェイアイ傷害、非常勤取締役にJTB五十嵐氏
■為替市況（25日）

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