日刊旅行通信

2003年11月17日

　エジプト・トルコは50％増、ハワイも集客好調
　阪急交通社、選挙後より年末年始商品の投入積極化

　阪急交通社は9月の海外旅行取扱額が7ヶ月ぶりに増加に転じ、前年比32.2％増と3割強の伸びを達成したが、「SARS終息宣言後の8・9月は、とくに新聞展開によって夏休み最後の取込に成功した」（難波江隆一執行役員営業統括部長）として、新聞広告による即効性が実績に結びついたとの考えを示した。なかでも、同社がもっとも得意とするヨーロッパが好調で、とくにエジプト・トルコは前年比150％以上の集客を達成して下期も勢いが持続しているほか、ここにきてハワイが120％程度まで伸び、座席確保が難しいほどの好調ぶりを示しているという。ただし、難波江執行役員は、「先の総選挙は旅行業界にとっても大きな変動要因だった」とし、11月9日の総選挙前は、先行き不透明な状況から個人消費は“様子見”の状況だったとして、今月末までに年末年始商品をどう取り込むことができるかで明暗が分かれるとの見解を示した。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★エジプト・トルコは50％増、ハワイも集客好調
　阪急交通社、選挙後より年末年始商品の投入積極化
★JAL中間決算、国際線悪化で中間赤字575億円
　通期下方修正、売上高2兆円割り最終赤字650億円
★羽田─金浦初便、石原国交相搭乗で調整
　ソウルでVJC行事「日韓観光の夕べ」開催も
＜旅行関連＞
★スタークルーズ、来年からハワイクルーズ開始
★中国国際旅行社、日本労働組合を結成
★ANAハロー、「春イケ！スペシャル」発売へ
＜航空関連＞
★欧州系3社10月実績、欧州域内路線が好調
★格安航空会社エア・アジアがタイへ進出
★国内線ドットコム、旅行関連商品購入が可能に
＜出入国者統計＞
★10月日本人マリアナ訪問者、16％増の2.7万人
＜デスティネーション＞
★LA観光局の澤邊アジア代表が退任
★ワイキキに新エンターテイメント「ONE」
＜ホテル＞
★ワイキキ・テラス・ホテルがコンドミニアムに
　アウトリガー・ルアナ・ワイキキに名称変更
■為替市況（14日）

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