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2004年6月24日

 旅行振興課長に旧建設系の村野清文氏内定
 企画課長に武藤氏、国際観光推進課長に藤井氏

 国土交通省の7月1日付人事異動で、観光部の4課長全てが異動することがこのほど内定した。このうち、田端浩旅行振興課長は自動車交通局旅客課長への就任が内定、後任の旅行振興課長には、旧建設系の村野清文日本政策投資銀行地域企画部企画審議役の就任が内定した。旅行振興課長ポストに旧運輸系以外から着任するのは村野氏が初めて。これは、省庁再編後の交流人事の一環で、逆に、これまで旧建設系から着任していた真鍋友一観光地域振興課長の異動に伴い、後任の観光地域振興課長には旧運輸系の若林陽介中部運輸局企画振興課長の就任が内定している。
 また、前田隆平企画課長が鉄道局総務課長に内定、後任の観光企画課長には武藤浩大臣官房広報課長の就任が内定した。甲斐正彰国際観光推進課長の異動に伴い、後任の国際観光推進課長には米国シラキュース大学・ハーバード大学留学中の藤井直樹大臣官房付の就任が内定した。
 また、現行の企画調査室長ポストを課長級に格上げして新設される官房参事官(観光)には、志村格大臣官房付(日本海難防止協会シンガポール所長)の就任が内定した。
 これにより、鷲頭誠総合観光政策審議官をトップに、武藤浩観光企画課長、志村格官房参事官、藤井直樹国際観光推進課長、若林陽介観光地域振興課長、村野清文旅行振興課長、という新たな陣容で再スタートを切ることになる。
 昨年7月の異動では、ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)が初展開されたこともあり、観光部は金澤悟観光部長以下、4課長全てが留任していた。今回、局長級の総合観光政策審議官誕生と同時に、体制が一新されることとなったもので、新体制下での一層の取組強化が期待される。
 なお、各氏の略歴は以下の通り。
 ▼武藤浩(むとう・ひろし)昭和31年2月23日生まれ48才、愛知県出身、昭和54年運輸省入省、平成9年7月官房文書課企画官(官房企画官航空局併任)、10年7月航空局監理部総務課航空企画調査室長、11年7月新東京国際空港公団企画室長、14年7月航空局監理部航空事業課長、15年7月大臣官房広報課長
 ▼志村格(しむら・ただし)昭和31年6月29日生まれ47才、東京都出身、昭和56年4月運輸省入省、平成3年6月在中華人民共和国大使館一等書記官、6年7月鉄道局総務課総括補佐官、7年7月奈良県企画部次長、9年8月航空局監理部国際航空課航空交渉官、11年7月近畿運輸局企画部長、13年8月大臣官房付(日本海難防止協会シンガポール所長)
 ▼藤井直樹(ふじい・なおき)昭和36年1月23日生まれ43才、兵庫県出身、昭和58年4月運輸省入省、平成3年7月運輸政策局観光部旅行業課補佐官、4年9月航空局監理部航空事業課補佐官、6年10月運輸政策局総合計画課補佐官、8年6月鉄道局総務課総括補佐官、8年11月大臣官房文書課補佐官(行政改革会議事務局併任)、10年7月大臣官房文書課補佐官(法規・機構)、12年6月大臣官房企画官(人事課)、13年1月大臣官房人事課企画官、14年7月大臣官房付(米国シラキュース大学・ハーバード大学留学)
 ▼若林陽介(わかばやし・ようすけ)昭和34年12月24日生まれ44才、東京都出身、昭和58年4月運輸省入省、平成3年4月国際運輸・観光局政策課補佐官、3年7月運輸政策局国際業務第一課補佐官、5年9月航空局飛行場部新東京国際空港課補佐官、7年4月航空局飛行場部新東京国際空港課整備推進調整官、8年9月大臣官房人事課付、9年5月OECD(経済協力開発機構)日本政府代表部(フランス)、12年6月大臣官房文書課企画官(運輸政策局国際部門担当)、13年5月総合政策局総務課企画官、14年7月中部運輸局企画振興部長
 ▼村野清文(むらの・きよふみ)昭和56年建設省入省、都市基盤整備公団都市整備部都市整備企画課長、13年7月日本政策投資銀行地域企画部企画審議役


日刊旅行通信 CONTENTS
<トップニュース>
★旅行振興課長に旧建設系の村野清文氏内定
 企画課長に武藤氏、国際観光推進課長に藤井氏
 田端浩旅振課長は自動車交通局旅客課長に内定
 在任2年間は大規模事業連続、民間連携で成果出す
★国交省幹部級人事 岩村氏が次官、石川氏が海保庁長官
 観光企画課長に武藤氏、前田氏は鉄道局総務課長
 航空局長に岩崎管保部長、次長に鈴木官房審議官
 航空審議官に井手・小澤氏、春成氏は国際審議官
<旅行関連>
★東京・北京・ソウルの3都市が観光誘致で連携
 TCVB、3都市共同でのシティセールスも計画
 国内10都市も連携、庭園など巡るツアー開発
 産業観光にも力、商談の機会提供など検討へ
★ピカ夏シリーズで中国の体験学習型ツアー発売
 ANAセールス、中国へのファミリー需要開拓を
★関西メイト、無人島体験ツアーを発売
 夏ファミリー向け商品、伊勢志摩公園の浮島で
★スタークルーズ、2004年下期スケジュール変更
 ジェミナイが台湾−沖縄を引き続き運航
<航空関連>
★JALウェイズ決算、経常利益5億円
 2003年度の旅客数は134万人、利用率66.2%
<出入国者統計>
★5月訪韓日本人数、113.0%増の18万5423人
 女性マーケットが215.1%の大幅増加を記録
★5月日本人ハワイ訪問者、54.3%増の11万830人
★4月訪米日本人数、77.6%増の26万2969人
★4月日本人カナダ訪問者数、35%増の2.4万人
<デスティネーション>
★オアフ観光局、開発計画など最新情報を紹介
 報道関係対象の懇親会でプレゼンテーション
■為替市況(23日)
<ホテル>
★シャングリ・ラ 2007年寧波にホテルを開業

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