日刊旅行通信

2004年11月2日

　9月アジア・太平洋地域への日本人訪問者数
　中国が年間300万人台へ、韓国ブーム一段落か

　9月のデスティネーション別の日本人出国者数がほぼ出揃った。国際観光振興機構（JNTO）によると、9月の日本人出国者数は03年同月比21.0％増、02年同月比並みの164万4000人と02年レベルを維持した。これをアジア・太平洋地域の主要デスティネーション別に見ると、中国が03年比50.1％増と5割を超え02年比でも16.9％増の31万9200人と群を抜いて高い伸びを示し、1～9月累計では03年比54.0％増、02年比13.7％増の236万8700人を記録、SARSの影響を受けた03年暦年の225万人を既に突破、このまま推移すれば、02年暦年の年間過去最高の292万5500人を抜いて、年間300万人を超えるのは確実視されている。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★9月アジア・太平洋地域への日本人訪問者数
　中国が年間300万人台へ、韓国ブーム一段落か
★「年内一杯交渉に努力し、明年早々に報告を」
　北側大臣、成田空港視察で成田会社幹部に指示
★非MRP旅券での米入国、初回のみ臨時入国許可
　一度限り有効で再入国は不可、クルーズは考慮
＜旅行関連＞
★JTB、積立プラン「JTBレジャー年金」発売
　年利換算2.5％のほか、受取期間も1％を付与
★2004年4～9月の上期、総取扱額は6.3％増
　東急観光、国内旅行5ヶ月連続減と厳しく
★「日本の観光は国際競争力を失っている」
　観光立国戦略会議、ソフトインフラ充実で提言
　外客誘致促進へ入国手続き簡素化、体制整備を
★善意通訳組織「SGG」が横浜で全国大会開催
　VJCへの貢献テーマに議論、約170名が参加予定
★ぐるなび、ウィンターレジャー総合サイト開設
　スキー場200カ所、宿泊1000軒などの情報提供
＜航空関連＞
★国交省、11月から国管理空港で液体物検査装置導入
　羽田を皮切りに、繁忙期までに26空港へ順次
★AAL、Yクラス用アメニティキットを成田線で試験販売
★JTA、本土－沖縄先島先行チャーターを運航
　今年度は過去二番目の22本、72便を実施　
★JTA、福島－沖縄の修学旅行専用でチャーター
★ヴァージン、品川で新Cクラス座席体験イベント開催
★フィンランド航空のCMが六本木でも放映
★インフィニ、マレーヴ・ハンガリー航空のAB機能が稼動
★AZA、欧州各地に新路線・増便、上海にも乗り入れ
★SIA、Fクラスに高級モルト「マッカラン12年」を提供
★NWA、成田―広州線就航
＜デスティネーション＞
★LA観光局「See My LA」を日本向けに特化
　LA在住セレブを全面に起用、HPも刷新
＜ホテル＞
★ペニンシュラ上海、バンドの北端に建設
★シャングリ・ラ系ホテルが07年ウルムチにオープン
■為替市況（1日）

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