日刊旅行通信

2004年12月1日

　10月アジア・太平洋地域への日本人訪問者数
　中国が3カ月連続30万人台、04年は330万人台へ

　10月のアジア・太平洋地域のデスティネーション別の日本人出国者数がほぼ出揃った。国際観光振興機構（JNTO）によると、10月の日本人出国者数は03年同月比20.0％増の155万4000人だった。これは02年同月比で4.7％増、単月として過去最高を記録。これにより、1～10月の累計は03年比30.1％増、02年比1.4％増の1392万8000人となり、年初の目標である1650万人達成はほぼ確実の見通しだ。
　これをアジア・太平洋地域の主要デスティネーション別に見ると、中国が非常に好調で、中国国家観光局がまとめた10月の日本人訪問者数は、03年同月比37.5％増、02年同月比17.6％増の33万9300人となり、3カ月連続30万人を超えるとともに単月過去最高を更新した。また、1～10月の累計では03年比51.8％増、02年比14.2％増の270万8000人と2カ月を残して既に270万人を突破、この勢いなら2004年は330万人台に届く可能性も出てきた。

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＜トップニュース＞
★10月アジア・太平洋地域への日本人訪問者数
　中国が3カ月連続30万人台、04年は330万人台へ
　ハワイ1～10月122万人、11～12月好調で150万人確実
　オーストラリア、2004年は70万人突破へ
★2004年は日中双方向で過去最高の交流人口に
　岩村次官「日中航空交渉で輸送力･地点拡大を」
★観光立国実現へ、国・地方・産業界に55の提言
　観光立国戦略会議、来春フォローアップ会合も
＜旅行関連＞
★旅行会社とツアオペ間も“書面主義”基本に
　OTOA、モデル契約書改定へ、1月中に決定を
★海外旅行1.6％増、国内旅行8％減
　阪急交通社10月実績、旅行取扱額2カ月連続減
★20代女性の76％が「自分のご褒美」、空港で42％
　JTMが海外旅行ショッピング行動調査結果を発表
★JATA、旅行業界EC標準「TravelXML 1.2.1」勧告を公開
★京成トラベル、冬期一時金1.5ヶ月で合意
★2008年までにバイオメトリクス付旅券発行を
★恒例の旅行動向シンポジウム、12月22日に開催
★VJC実施本部、「日本の世界遺産カレンダー」発売
＜航空関連＞
★11市協、二種格下げ以外は「反対しない」意向
　6日に幹事会、環境対策費の旅客負担等は理解
★羽田増枠向けた実測調査、12月に再度実施へ
　あと一段の努力、更に計算式の検証必要か
★関空10月国際旅客16％増、就航便数も過去最高
★エア･パシフィック､三愛水着キャンペーンに協力
＜ホテル＞
★チサンホテル宇都宮がリニューアルオープン
＜組織・人事＞
★アラスカ観光協会の日本代表に南部貴子氏
■為替市況（30日）

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