日刊旅行通信

2005年3月4日

　岩村国交省事務次官、全土ビザ拡大を最終調整
　まずは万博期間中か無期限緩和か、開会前決着微妙

　国土交通省の岩村敬事務次官は3月3日に会見し、愛知万博期間中の中国全土への訪日団体観光ビザの拡大について、「お互い（日中間）に話し合っている最中であり、その詳細については省内の調整の調整もあるが、所要の調整をしている段階。ポイントは、日本側は万博の期間中に始めて、その様子を見て次（万博閉幕後）を考える、中国側は最初から期限を切らず緩和する。そこに論点がある。警察庁は治安の問題等の視点から意見を述べており、そこを最終的に調整し、中国側と合意へ向けて努力するのが今後の道」と述べた。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★岩村国交省事務次官、全土ビザ拡大を最終調整
　まずは万博期間中か無期限緩和か、開会前決着微妙
　横田基地の軍民共用空港化、空域問題が課題
★ジャパン・オーストラリア・ミッション開催
　堀日本局長、新商品開発でビジネス発展を期待
＜旅行関連＞
★新潟県復興を目指し高速道路料金の割引が実現
　対象を観光バスにも拡大、約2割以上の割引に
★訪日台湾観光客の愛知万博中ビザ免除を閣議決定
★日旅1月実績、海旅16％増で総取扱額5％増
　主催はマッハ23％減、ベストツアー13％増
★東急観光1月実績、海旅9％増も総取扱額4.5％減
　海旅取扱人員33％増も企画商品10％減に
★東急観光、新潟県観光復興祈念ツアー発売
　新潟空港発の海南航空チャーター便を利用
★近ツー関西、4～6月商品を10％増目標に展開
　創立50周年記念商品、愛知万博商品など設定
★JTB、修学旅行向け旅行保険を4月1日より販売
　台風等による新幹線運休リスクを補償
＜航空関連＞
★ユナイテッド、父兄・子供を体験飛行に招待
　3月28日の名古屋－サンフラン就航記念で
★スカイネットアジア、今年に入り旅客数が減少
　熊本線利用率40％台、宮崎線も旅客数二桁減に
★スカイマーク裁判口頭弁論は3月15日14時から
　ADOの新規優遇枠の使用許可取消し求む裁判で
★津波の影響でアジア太平洋の成長率鈍化　
　IATA2月実績、他地域は「予想上回る成長」
★ANA、787エンジン購入とサポート契約でロールズロイスと契約
★KALとNWA、貨物便でコードシェア
＜デスティネーション＞
★05年上半期の日本人の海外旅行者数は2割増の980万人
　―アジア太平洋地区の海外旅行傾向、マスターカード調べ
★イタリア全土で大規模ストライキを予定
★パリ市内で10日、大規模ストライキを予定
★スイスのクラン・モンタナに人気のスパが誕生
＜ホテル＞
★ル・メリディアン、世界各地より総支配人が参集
　プーケット島は津波で思わぬ恩恵も
★海外ホテルクーポン利用者に出発前に免税店割引
　アップルワールドと日本空港ビルが協力
■為替市況（3日）

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