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2005年4月26

 訪中客5月までキャンセル15-20%減、訪日も影響
 国交省、日中・日韓観光の「反日」影響を調査

 国土交通省総合政策局国際観光推進課は4月25日、安保理・教科書・竹島などの「反日問題」による日中・日韓観光交流への影響をまとめた。それによると、日本からの訪中客は反日デモの発生以来、個人客、団体客を問わず、現地の治安状況についての問い合わせが増加、通常の状況を上回るキャンセルが発生しており、旅行業界の感触では、通常は1〜2%程度のパッケージツアーのキャンセル率があるが、4月、5月出発分は15〜20%程度に上昇しているとしている。今後も出発予定の団体客のキャンセルが相当発生している模様で、新規予約も前年同期比半分以下程度まで落ち込んでいるとして、事態は深刻化している。


日刊旅行通信 CONTENTS


<トップニュース>
★訪中客5月までキャンセル15-20%減、訪日も影響
 国交省、日中・日韓観光の「反日」影響を調査
 訪韓客は団体旅行に影響、新規2〜3割減の会社も
 韓国からの訪日客、交流行事中止で2割減
★3月の日本人出国者数17%増の153万人
 訪日外客50万人突破、1-3月で156万人に
★2004年訪米日本人客、18%増の375万人に伸びる
 海外(Overseas)では英国に次ぎダントツの2位
<旅行関連>
★大都市圏から誘客へ3億円、東アジアに8000万円
 九州観光推進機構が発足、05年度事業・予算決定
★大分県、中国・無錫市と観光交流協定締結へ
 昨年9月より訪日団体観光解禁で、誘客強化
★「無資格通訳ガイドの使用禁止徹底」を通達
 国交省、典型的な通訳案内業務を示して周知
★楽天トラベル、宿泊予約で農協観光・読売旅行と提携
★トラベレックス、成田・羽田に3店舗オープン
<航空関連>
★羽田金浦チャーター、04年度は個人客がITCより多く
 深夜早朝は横ばい、成田チャーター増加も顕著
★岩崎航空局長、ANK社長に管制指示違反で厳重注意
 極めて遺憾、具体的な再発防止策報告求める
★東京地裁、混雑空港の許可取消し訴訟で第2回口頭弁論
 スカイマーク側が適格性有りと主張
★エア・カナダ、B787・777型機を96機導入
 B777-300ERを成田―バンクーバー線に先行投入
★ANA、LOTポーランド航空とコードシェア
★カンタス、愛知万博記念で作文コンテストを主催
★BAW、オンラインで各地発の航空券購入が可能に
★アクセス、UALのインターラインEチケット発券機能が稼動
★羽田第1旅客ターミナルに新レストラン
<出入国統計>
★3月のベトナム訪問者数、9割増と一挙にプラス
★3月の訪豪日本人客数、5%増の6万6600人
★2月のマレーシアへの日本人客数24%減に
<デスティネーション>
★カナダ・オンタリオ州から観光ミッションが来日
 今年日本人訪問者数1割増目指す、女性向け素材をアピール
★スイス国鉄、「Fast Baggages」サービス開始
 次の目的地まで手ぶらで移動、5月1日より
<ホテル>
★7月オープンのコンラッド東京、約6割を外国人宿泊客に
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●訃報 元USTTA、ミネソタ政観の瀧川一憲氏
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■為替市況(25日)

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