日刊旅行通信

2005年5月10日

　GW実績、日並び良好も予約ほど旅客伸びず
　中国線のキャンセルは終息傾向に

　航空各社が9日発表したゴールデンウィーク期間中（4月28日～5月6日）の輸送実績によると、日並びの良さから過去最高規模で拡大すると見られていたものの、国際線は前年実績を割る会社もあり、国内線は席数を前年よりも減らしていることもあって前年割れとなった。また、懸念されていた中国のデモによる影響は、JALは同期間中は約4200名のキャンセルが発生し、4～6月は合計で約2万名のキャンセルが出ており、ANAは4月21日～5月8日までの間で往復約 5000名がキャンセルした。両社とも「キャンセルは減ってきている」としており、峠は越えた、と見ているという。このキャンセルも国際線の伸び悩みの一因となった。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★GW実績、日並び良好も予約ほど旅客伸びず
　中国線のキャンセルは終息傾向に
★国際線需要回復で最終益300億円、2期ぶり復配
JAL04年度決算、国際旅客は1200億円の増収
★JAL兼子取締役会長が退任、常任顧問に
★近ツーの第1四半期連結決算、営業損失34億円強
　第2四半期以降の比重高く「当初予想どおり」
＜旅行関連＞
★HIS、全世界で無料日本語電話サポート提供
　海外航空券・ホテル購入者対象、自由旅行バックアップ
★ルックJTB、ヨーロピアンアイランドを単独パンフで初展開
★JTB、位置情報システムを活用したサービス開始
★北海道観光連盟、修学旅行向けガイドブック作成
＜航空関連＞
★成田会社、東峰4戸と昨日二回目の話し合い
　NAAの謝罪文了承も用地交渉前提にせず協議へ
★ANA、関空発着の上海/廈門線の臨時便届け出
★ボーイングとJALがB737/737導入で正式契約
★インドの民間航空会社、国際線へ本格進出
★タイ国際航空、新CIを発表
★米系3社4月の輸送実績
★IATA1-3月累計実績、全体の航空機利用率は向上
＜出入国者統計＞
★4月グアム日本人客速報値、9％増の6万8197人
★04年オランダ日本人訪問者数、18％増の16.4万人
＜デスティネーション＞
★ハワイ州政観、セミナー＆ワークショップ開催
＜ホテル＞
★パンパシフィック、旅行業界向け特別宿泊料金
★JALホテルズ、7月1日「ホテル日航奈良」開業
■為替市況（9日）

back to 日刊旅行通信 INDEX