日刊旅行通信

2005年5月31日

　IATA総会が東京で開催、テーマは「低コスト産業への道」
　各国政府へ改革強く要求、成田着陸料値下げに歓迎

　国際航空運送協会（IATA）の第61回目となる年次総会が都内のホテルで開催され、265社を数えるIATA加盟航空会社や航空関連産業の幹部、メディアなどが参加した。今年のテーマは「低コスト産業への道」。東京での開催は1959年以来はじめてで、日本航空（JAL）取締役会長の兼子勲氏が総会議長を務めた。総会では、IATA事務総長兼CEOのジョバンニ・ビジニャーニ氏が各国政府に対し、規制緩和や空港・管制サービスの費用改善などの改革を強く要求。先日発表となった成田国際空港の着陸料値下げについては、これを歓迎する意向を示した。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★IATA総会が東京で開催、テーマは「低コスト産業への道」
　各国政府へ改革強く要求、成田着陸料値下げに歓迎
　05年はET発券率40％が目標
　業界標準の導入と促進―自動チェックイン機、バーコード搭乗券など
　燃油費高騰、効率改善で05年7億ドル節約目指す
　高騰で業界再編促す―スピネッタ理事会長
★2006年の日本市場向けプロモーション予算を倍増
　スリランカ政府観光局のナナヤッカラ局長来日
　スリランカ航空、関空-コロンボ線を来年開設へ
＜旅行関連＞
★HIS、羽田─バリ島チャーターを8月に10本設定
　エア・パラダイス利用、機内で独自サービスも
★HIS、夏需要喚起でCMやツアーパンフレット刷新
　料金前倒し発表、チャーター便利用で単価向上を
★阪急交通社4月実績、海外旅行30％増
　外国人旅行35％増、国内微減で総取扱額18％増
★旅行9社、名古屋で海外旅行キャンペーン
　6月4-5日、マリアナ政観とNWAが共同出展
★HIS、「フリーダム・サポート・マップ」開設
　自社ホームページに主要観光都市の地図掲載
★第7回ASEAN＋3 NTOs会合、韓国で開催される
　6月に名古屋でASEANフェア、韓国も教育協力へ
★JALツアーズ、「JAL沖縄パワーアップスペシャル」発売
＜航空関連＞
★KAL、関西－ソウル深夜・週末にチャーター
　合計8便、日韓友情年2005の一環で
★SAS、Cクラスキャンペーン実施
★エアーニッポン乗員組合がストライキ通告
★ダーウィン航空とグルーポ・タカ航空がアマデウスユーザーに
＜デスティネーション＞
★韓国観光公社、韓国旅行用プリペイドカード発行
　10万ウォン券から、各種優待サービスを付加
＜ホテル＞
★シェラトン・ウルムチ、2007年開業を予定
＜組織・人事＞
★東京支店移転　ワールド航空サービス
★オーストラリア大使館一等書記官に石原大氏
【訃報】
●元・日本航空社長の山地氏が逝去
■為替市況（30日）

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