日刊旅行通信

2005年11月28日

　10月の出国日本人数3.6％減と今年最大の下げ幅
　首相の靖国参拝影響、05年1730-40万人程度か

　国際観光振興機構（JNTO）がまとめた10月の出国日本人数は、前年同月比3.6％減（約5万7000人減）の150万人と4カ月連続で減少した。反日デモの影響で5月が0.6％減、6月は0.4％増と微増に止まったが、7月以降はマイナスとなり、実質5月以降低迷が続いている。しかも、7月3.1％減、8月2.5％減、9月0.9％減と徐々に回復傾向にあったのが、10月はバリ島テロ、小泉総理の靖国参拝の影響で9月と比べて減少率は2.7ポイント拡大して3.6％減と、今年最大のマイナス幅を記録した。
　この結果、1-10月の累計出国日本人数は、前年同期比4.0％減の1448万9000人となった。仮に残る2カ月を前年並みに推移すれば、2005年は前年比3.3％増の1740万人、3％減程度で推移すれば2.85増の1730万人となり、この間に落ち着きそうだ。

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＜トップニュース＞
★10月の出国日本人数3.6％減と今年最大の下げ幅
　首相の靖国参拝影響、05年1730-40万人程度か
　訪日外客数8.6％増と10月最高も伸び鈍化
　靖国参拝影落とす、05年は670万人台に留まるか
★サイパン旅行商品はグアムと同価格帯で販売を
　MVA調査、自然の魅力強みにプロモーション展開
　10月の北マリアナ日本人客、21％減の2.2万人
★AFR/KLM、05年度第2四半期営業収益大幅増
　統合効果表れる、長距離・上級クラス需要好調
　アジア、ラテンアメリカ、中東、東欧に注力
＜旅行関連＞
★HIS10月決算期海外旅行取扱額12％増の2358億円
　10月は海外旅行9％増、国内旅行7％増に
★トラベラー中間連結決算、営業赤字3.5億円
　繰延税金資産取り崩しで純損失13.9億円に
★クラブメッド、スイートキャンペーン実施
　パンフレット請求で各種プレゼントが当たる
★JALツアーズ、「ウインタースペシャル北海道」
　12月1日より発売開始、全フライト追加料金なし
★沖縄入域観光客、10月は過去最高45万人超え
　未曾有の沖縄ブーム、1-10月累計で461万人
★阪急、韓国から宝塚観劇ツアーを受け入れ
★JTB、サッカー・クラブ世界一決定戦宿泊パック発売
★秋闘、近ツーが冬期一時金1.2カ月で合意
＜航空関連＞
★「できるだけ航空会社の要望にこたえたい」
　成田空港上子常務、北ウイング/2タミ改修で
★成田会社、調査チーム設置し内部調査進める
★成田空港、11月1～19日は前年比0.7％増に
　4ヶ月連続前年割れから11月は久々プラスか
★日越航空交渉、中部の輸送力拡大は折り合わず
★ANA、菱空リゾート開発社に経営支援
★AXESS、大韓航空のEチケット発券可能に
★アジア系2社、10月の輸送実績
＜出入国者統計＞
★10月の訪韓日本人客、10％減とマイナス広がる
★10月の訪豪日本人客、11％減の5万4800人に
＜デスティネーション＞
★トロントで「ロード・オブ・ザ・リング」の
　ミュージカル版が来年2月に開演
＜ホテル＞
★スターウッド、ル・メリディアンの買収完了
　8つめのブランドに、会員組織・営業体制一本化へ
＜組織・人事＞
★四辻氏がCOAのNY支店セールスマネージャーに
■為替市況（25日）

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