日刊旅行通信

2005年11月29日

　仕入れやトランスファー、チャーター販売等で協力を
　JTB、R&Cツアーズ買収で「競争と協業」志向

　JTBは来年1月末までにアールアンドシーツアーズを完全子会社化することで基本合意したが、JTBの井上聡国際チームマネージャーは、本紙取材に対し、「ハワイ、ミクロネシア方面は競争も厳しく、量（ボリューム）の拡大による現地サービスの効率化・向上を目指す戦略の中で、R&Cツアーズは見過ごせない存在だった」と述べ、完全子会社化後は、現地トランスファーや仕入れ面での協力、チャーターの共同販売、オプショナルツアーの共同開発などを進めたい考えを示した。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★仕入れやトランスファー、チャーター販売等で協力を
　・JTB、R&Cツアーズ買収で「競争と協業」志向
　・量拡大目指すJTBと事業継承検討のR&Cが一致
　・矢島社長続投、全株式取得後にJTBが役員派遣
　・トランスファー協力でサービス向上とコスト削減志向
　・チャーター販売協力でオンシーズンの座席供給確保
　・R&C、06年7月期は売上323億円、40.5万人目標
★10月の中国・韓国への日本人客、減少幅広がる
　05年は中韓前年並み、台湾110万人台と大幅増
★JAL新町社長、羽田－富山線の撤退方針伝える
　富山県に、JTA那覇－富山季節運航も廃止検討
＜旅行関連＞
★万博で航空・鉄道など全ての機関で需要増加
　国交省集計、外国人入国者は63%の伸び
　JRの輸送量は7%増、名鉄は11%増と大きな効果
　バスも好調、タクシーも愛知県で4.3%増加
★ANAセールス、ちびっこANA1日体験企画
　パイロット等とのクイズや飛行機講座など
★2005秋闘、読売旅行が冬期臨給2.05ヶ月で合意
★クラブメッド、チェラティンビーチバカンス村
　マレーシアで「ファイブスターリゾート賞」受賞
★楽天トラベル「韓国ロッテホテル特集」実施
★ベストリザーブ、加盟宿泊施設が5000軒を突破
＜航空関連＞
★ヴァリグ、運休後はANAとDLHとコードシェア
　貨物専用会社は週2便で来年4月目処に乗り入れ目指す
★AUA、関空─ウィーン線を来夏も運休
★ANA、神戸空港に1日10往復で就航
★ANAと千葉ロッテマリーンズが業務提携
★スリランカ航空、プロサーフィントーナメントを主催
★エミレーツ、「FIFAworldcup.com」のメインスポンサーに
＜出入国者統計＞
★オランダ、今年1～8月の日本人訪問者数11万人
＜デスティネーション＞
★香港の「シンフォニー・オブ・ライツ」
　ギネスに認定、来月23日からはスケールアップ
★豪・グレートアドベンチャーズなどが合併
　クイックシルバー・グループの傘下で運営
＜ホテル＞
★ハイアット・サイパン、クリスマスパッケージ提供
★JHC、ANAマイレージ加算キャンペーン実施
＜組織・人事＞
★ENIT、エンツォ・ルオンゴ氏が任期を終え帰国
　在日約20年、イタリア観光の発展に尽力
■為替市況（28日）

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