日刊旅行通信

2005年12月27日

　格安航空券販売「トラベル遊」が営業停止
　空港で申込者トラブル相次ぐ、被害500名以上か

　インターネットで格安航空券を販売する第3種登録で、JATA（日本旅行業協会）正会員の旅行会社「トラベル遊」が12月22日午後から本社、支店ともに連絡が取れなくなり、翌23日の連休開始日から海外旅行出発の申し込み客が成田、関空などでチケット手配できなくなり、トラブルが続出している。このため、JATAは26日から弁済金の申し込み受付を開始したが、弁済限度額450万円に対して、分かっているだけでも150名を超え、被害者は500名以上とも言われている。
　26日はJATAも被害者からの対応に追われ、終日電話が掛かりにくい状況が発生した。JATAは被害者から申し出を受け、1月末までに被害者に書類を発送する。そして、この書類が提出された後、弁済手続きに入る。一方で、被害者は警察に被害届を出すことになる。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★格安航空券販売「トラベル遊」が営業停止
　空港で申込者トラブル相次ぐ、被害500名以上か
★EVA、千歳・仙台線増便で地元発旅客取り込みへ
　主力の熟年層に加え、若い女性層の需要促進に注力
＜旅行関連＞
★海外旅行に関心ある学生は8割強、潜在需要高く
　HIS調査、3分の2は在学中の海外旅行希望
★近ツー、トリノオリンピック応援ツアー発売－600名送客目指す
★近ツー、豪華寝台列車で行くみちのく冬の祭典ツアー
★東北・九州新幹線の延伸、平成22年度末完了予定
★JATA苦情相談件数、9月は1年半ぶり減少
★IC旅券の申請受付、06年3月20日より開始
＜航空関連＞
★外航の約8割が日本語サイトを保有、JTM調査
　日本語オンライン予約機能は半数以下にとどまる
★JAL、安全アドバイザリーGが提言書を提出
　大企業病進行、2.5人称の視点、労使和解を指摘
★3月開港の新北九州、国際線定期便就航難しく、記念チャーターは7地点
★SIA、次回の旅行10万円をサポートする「Fly Now」キャンペーン実施
★AZA、1月16日発券分よりサーチャージ額変更
★エミレーツ、インド南部へ新路線開設
★アマデウス、LCCとホテルの予約機能を拡充
＜出入国者統計＞
★11月のハワイ日本人訪問者、2.4％減の11.7万人
　大型コンベンション開催でマイナス、ハワイ島続伸
＜デスティネーション＞
★Visit London、都内でイルミネーション・イベント
★「アジア・ワールド・エキスポ」が香港にオープン
＜ホテル＞
★中小規模の温泉旅館再生支援で業務提携
　リサ・パートナーズと足利温泉、栃木県中心に
★リッツ・カールトン、ケイマンに新ホテル開業
■為替市況（26日）

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