日刊旅行通信

2006年1月19日

　海外パッケージ1-3月予約、中国・アジア厳しく
　05年実績、北米・欧州が1割以上伸び示す

　日本旅行業協会（JATA）がまとめた大手5社の海外パッケージツアーの1～3月の予約状況は、同時期に比べて前年を下回り、2006年の海外旅行は前年に引き続き厳しい状況が続いている。1月は9.3％減、2月は13.6％減、3月は0.8％減で、1月は全方面でマイナスであるものの、2月はトリノオリンピックもあり欧州が5.1％増、またグアム・サイパンが2.8％増と前年同月を上回っている。3月は北米19.1％増、ハワイ17.2％増、欧州7.5％増と好調で、全方面で前年並みと上向き加減だ。各月別に見ると、中国方面は1月3割減、2月6割減、3月4割減、アジアも2月が3割減と厳しい状況。
　JATAでは、「今年は2、3月に三連休がなく、とくに2月の出足が悪いが、景気回復で就職内定率が向上した学生の卒業旅行に動きが出ており、今後に期待したい」としている。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★海外パッケージ1-3月予約、中国・アジア厳しく
　05年実績、北米・欧州が1割以上伸び示す
★2005年の訪中観光需要は戻らず、06年に期待感
　中国旅行懇話会と中連協、連携強化し需要促進
★JAL、今夏もアラスカ直行チャーター便を16本設定
　機材B747-400に大型化、ITCで供給席数増やす
＜旅行関連＞
★「YOKOSO!JAPAN WEEKS」明日からスタート
　浅草寺とUSJで今日オープニング、大臣も参加
★ASEAN＋3の観光当局間会合開催で一致
　共同観光キャンペーンや教育訓練での連携強化
★JTBロイヤルロード、異業種提携でイベント開催
　モーツァルトイヤーの共同企画ツアーも発売
★近ツー、熟年向け春の商品発表会を7カ所で開催
　モーツァルト生誕250周年でミニコンサートも
★楽天、海外航空券発売1周年キャンペーン展開
★JATA、旅行広告等ガイドラインの改訂版発行
★2月21日にJATA経営フォーラム－元気印で
★「受注型企画旅行推進セミナー」の詳細決定
★ANTA、平成17年度旅程管理研修を実施
★コスタクルーズ、地中海クルーズの特別料金を提供
★アルゼ岡田会長が社長兼務、阿南社長は取締役に
＜航空関連＞
★岩崎航空局長、国際線07年度6750万人を予測
★COA、赤字が大幅に縮小で通年は6800万ドルの赤字に
★東方航空、成田発北京直行便を上海経由に変更
　成田―上海線は自社運航で1日3便体制に
★日米航空当局、24日に非公式で協議、東京開催
★成田高速鉄道アクセス、2月4日に着工式
　2010年4月開業、成田－都心が30分台に
★スカイネットも上期運賃を平均約850円値上げ
★SKY12月実績、徳島/関空線利用率3割台続く
＜デスティネーション＞
★ダイビング誌で西オーストラリアを特集
★CTC、スキーサイトでツアーをプレゼント
＜ホテル＞
★スターウッド、メリディアンの日本営業を統合
★ヒルトン、最高級ブランド立ち上げ
★上海・虹橋地区にミレニアムホテルがオープン

●訃報　豪ビクトリア州政観永井日本代表の父君
■為替市況（18日）

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