日刊旅行通信

2006年4月19日

　林田NOE新社長、量から質へ転換、M&A継続
　直販事業軌道に乗せ、店頭公開も継続志向

　(株)エヌオーイー（NOE）の林田建夫新社長は、本紙のインタビューに対して、「基本的に石川前社長（現会長）の経営方針を継承し、株式上場をめざす」と述べ、とくに昨年10月に新日本トラベルを統合したことにより拡大した直販事業を軌道に乗せるため、地盤固めと営業力強化をさらに進め、ステップ・バイ・ステップで店頭公開を果たしたい考えを表明した。また、M&Aで業容を拡大してきた方針も継承し、林田社長は「今後もチャンスがあれば、M&Aについても前向きに考えていく」と積極的な姿勢を示した。
　NOEは石川前社長就任以来、株式の店頭公開を大目標に掲げ、M&Aによる業容拡大、ビジネス・レジャー・直販事業を3本柱とする営業強化、「エヌオーイー」への社名変更とブランド戦略などの取組を進めてきた。こうした状況から、林田新社長は「上場は視野に入っている」としたが、昨年10月の新日本トラベル統合を受け、まずは直販事業を軌道に乗せることが先決とし、「競争の激しいレジャーマーケットで、中堅旅行会社の土俵の中で、レジャー分野でどう生き残っていくかを早期に見極めたい」との見解を示した。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★林田NOE新社長、量から質へ転換、M&A継続
　直販事業軌道に乗せ、店頭公開も継続志向
　新日本トラベル統合で、NOEの直販確立が鍵
★近ツー次世代店舗、トラベル・ブティック公開
　ショップブランド構築へ年内2～3店舗オープン
　独自のダイナミックパッケージも準備検討中
★バリ島への日本人客、3月には2割減まで回復
　ミッション来日、オンシーズンに向け完全回復を
　BTB、治安維持予算を2年で約2200万ドル確保へ
＜旅行関連＞
★グローバルトラベルオンラインがクレジット決済開始
★HIS、GW期間「今から間に合う海外ツアー」発表
★ヘルスツーリズム研究所「医食同源の旅」実施
★JTBとJR西、「縁結びと美人の湯」発売
★JNTO、福島空港案内所を「ｉ」案内所に指定
＜航空関連＞
★ANAとスイス、6月2日からコードシェア開始
★ANA携帯電話サイトでも国際線航空券購入可能
★KAL、最新版の「最新韓国マル得Guide」配布開始
★インフィニ、Eチケット関連機能を拡充
＜デスティネーション＞
★シンガポール政観、観光交流年のポスター作成
★ドイツ観光局、サッカーW杯の小冊子を無料配布
＜ホテル＞
★フォーシーズンズ・バリ、女性層の獲得に意欲
　安全対策も強化、海と山の魅力をアピール
＜組織・人事＞
★事務所移転―クロノス・インターナショナル
★JAL人事異動　ホンコン支店長に福田氏
■為替市況（18日）

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