日刊旅行通信

2006年6月1日

　ノースウエスト、旅行会社コミッション見直し
　現行7％から5％にカット、キャップ制導入へ

　ノースウエスト航空（NWA）は旅行会社に対するコミッションを現行の7％から5％にカットするとともにキャップ制を導入することを決めた。原油価格の高騰に伴う燃料費負担の増加などがコミッションカットの背景にあると見られる。
　日本の旅行会社へのコミッションが9％から7％に変更されたのは2001年4月で、実施されれば5年ぶりのこととなる。当時、コミッションがカットされた時も旅行業界は大きな衝撃を受け、航空業界と旅行業界の信頼関係が揺らいだが、それから5年、インターネットの普及によりオンライン販売の進行、ペックス運賃の浸透など旅行ニーズの多様化とともに、旅行の販売形態は大きく変わってきた。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★ノースウエスト、旅行会社コミッション見直し
　現行7％から5％にカット、キャップ制導入へ
★国交省、独W杯チケット未入手問題で通達発出
　98年仏大会以来、再発防止へ万全の対応求める
★JTB連結経常益、07年度170億、08年度200億円目標
　グループ中期計画で100億円の継続投資を実施
　06年度投資、eコマース重点でシェア拡大狙う
★「観光庁」実現へプロジェクトチーム発足決定
　愛知自民観光特委長、「実現可能」と強い意欲
＜旅行関連＞
★近ツー4月実績、海外・国内の団体が低迷
　総取扱額8％減、海外・国内・国際マイナスに
★阪急交通社4月実績、海外旅行が10％減に
　国内旅行は2桁増持続、総取扱額2.6％減
★JTBグローバルキャッシュカード全店舗で発行
★近ツー、クールビズ運動を9月末まで展開
★外務省、「アフリカン・フェスタ」で観光魅力紹介
＜航空関連＞
★ANA山元社長、LCC戦略は1年でブランド含め戦略構築
　燃油90億円増は自社吸収、欧州線744→777も
　中期計画を見直す必要性も出てきたと指摘
★ホテル事業、全事業の譲渡協議は現時点でなし
　運営提携では協議、特損原因にならぬ方策を
★エア・リンガス、ワンワールド脱退、LCCに専念
★EVA、仙台―台北線を7月から週2便に減便
＜観光統計＞
★フィリピン4月日本人、5.3％増と好調維持
＜デスティネーション＞
★HTJ、「付加価値のあるハワイ」を前面に
　都内でハワイセミナー開催、テーマ性のある素材を提案
★ビーチリゾートの魅力打ち出すチュニジア
　日系現地ツアオペ誕生で商品造成、需要増に期待
＜ホテル＞
★Wソウル、業界向け特別料金を設定、10万ウォン～
■為替市況（31日）

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