日刊旅行通信

2006年6月6日

　IATA、06年燃油費23％増の1120億米ドルと予測
　コスト削減には一定の評価、パリで年次総会開幕

　【パリ発】第62回目となるIATA（国際航空輸送協会）の年次総会がフランスのパリで開かれ、オープニング・スピーチの中で、IATA事務総長兼CEOのジョバンニ・ビジニャーニ氏は、2006年の航空業界全体の燃油費が前年比23.1％増の1120億米ドルに達するとの見通しを示した。一方、各航空会社のコスト削減が進んでいる現状を紹介、ビジニャーニ氏は「燃油費の著しい高騰がなければ、来年には業界全体で純利益を計上できると見ている」と指摘、さらに「（2001年以降の）5年間の暗いトンネルから抜けだし、わずかながら明るい光が見え始めている。慎重な態度には変わりがないが、楽観視している」と語った。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★IATA、06年燃油費23％増の1120億米ドルと予測
　コスト削減には一定の評価、パリで年次総会開幕
　空港や管制、GDSなどにコスト削減要求
★ANAとの提携拡大に強い意欲―UALティルトンCEO
「スターアライアンス・カーゴ」も支持の姿勢
　成田新ターミナル「アライアンス間競争の見本」
　地域ハブは成田・北京・上海・香港の4地点で
★推定2億5000万円のツアー全額返金、見通し立たず
　マックスエア指田社長、弁済や手元資金充当も
　エア・ランドの仕入費用2億円、早急な払戻を
　観戦券契約の中国旅行社に「憤り感じる」
★旅行会社29社がW杯取扱、250枚チケット手配未了
　国交省調べ、配券遅れも影響、万全の手配を
＜旅行関連＞
★トップツアー、センチュリーライド06ツアー発売
　今年も今中大介さんが同行、レースサポートを充実
★旅行ポータル運営のジェイヤドを子会社化
　サイボウズ、グループウェア等に付加サービス
★コスモエア、オクトパストラベルとポイント提携
★第2回ジャパン・クルーズ・シンポジウム開催
　パネルディスカッションとセミナーの2部制
★クラブメッド・チェラティン、スパ・ガイド誌でアワード
★JNTO、年間予定表をホームページで公開
＜航空関連＞
★ギャラクシーエア、8月就航へ初号機を披露
　「最初は国内線、夢はもっと翼を広げたい」
★FIN、長距離路線に「ムーミン号」就航
★SIA、東京路線にもコネクション・バイ・ボーイング導入
★「東京国際空港ターミナル」が6月20日に設立
★日本空港ビル土井氏がSPC対策総括、櫻井氏が対策室長に
＜デスティネーション＞
★カナダ・ナイアガラで期間限定のサーカスショー
★ポルトガルで「嘆きの聖母祭」を8月中旬に開催
＜ホテル＞
★鬼怒川温泉の5旅館・ホテルが共同無料送迎バス
＜組織・人事＞
★ホテル小田急・宮本取締役宿泊部長が異動
　富士小山ゴルフクラブ代表取締役専務に就任
★事務所移転　阪急交通社静岡支店
■為替市況（5日）

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