日刊旅行通信

2006年6月28日

　都道府県の外客誘致目標試算、訪問率と人口比もとに
　国交省、国と地方の目標共有が1000万人達成の鍵

　国土交通省観光部門は6月27日、自治体や観光関連団体を対象とした説明会の席上、外客訪問率や人口比をもとに、独自に試算した都道府県の外客誘致目標を示した上で、国と歩調をあわせた目標感ある取組を自治体にも期待したい考えを示した。既に、47都道府県のうち、過半数にあたる27都道府県が外客誘致人数の目標をたてているが、目標数値のない自治体もまだまだ多く、国と地方が目標を共有した取組を進めることが2006年の750万人、2010年の1000万人達成につながるとの考えが打ち出された。
　今回、観光部門が試算した都道府県の外客誘致目標は、(1)外国人旅行者の各都道府県の訪問率、(2)人口比（日本の総人口に占める住民数のシェア）－－をもとに、各都道府県が目指すべき2006年の目標値を2つの指標で算出したもの。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★都道府県の外客誘致目標試算、訪問率と人口比もとに
　国交省、国と地方の目標共有が1000万人達成の鍵
　自治体と運輸局、JNTOが国内外で連携強化を
　「観光地域プロデューサー制度」創設へ
　旅行会社のOB等活用、資格・登録制度立ち上げ
　観光部門、6課に拡充で定員も80名程度に拡大
★05年BtoC宿泊旅行市場、3595億円でEC化率3.7％
　経産省調査、米国よりEC化率高く、ウェブ販売拡大
＜旅行関連＞
★東アジアへの観光誘客で共通の観光戦略策定を
　北側国交相、日中韓観光大臣会合に意欲示す
★外務省、中国の高校生1100名招聘など「日中21世紀交流事業」概要発表
★近ツー、サークルKサンクスで「カシャ旅」販売
★フジテレビとリクルートがワンセグで提携、旅行情報提供
★関東運輸局、訪日教育旅行の受入促進調査実施へ
＜航空関連＞
★ボーイング「CBB事業の見直し進める」市場伸び悩み
★ANA、2006年度下期ハワイ・グアムのエコ割申請
★SKY、9月運賃は割引運賃種類増やして対応、前割10/5/3新登場
★ロシアの航空会社2社がアマデウスの機能を追加
＜デスティネーション＞
★「SeeAmerica.jp」で訪米プロモのTVCM公開
★シンガポール政観、旅行業界マニュアル2種発行
★GVB「Let's go 海外の日」にミス・グアム参加
★TA「ブランド・オーストラリア」の販促用ポスター作成
★MVA「サイパンだ！リュック」の受渡し場所変更
＜ホテル＞
★シェラトン、新ブランド“warm welcome”展開
　ロビーにリンク＠シェラトン・ラウンジ順次導入
★ヒルトン・モルディブ、7月限定の宿泊プラン発売
　自己発見を追求、P.クローン氏がプロデュース
＜組織・人事＞
★インフィニ、新社長に米里文明氏が就任
　西頼氏は相談役に、営業部門を再編し強化図る
★近畿運輸局長に島崎氏、九州運輸局長に大黒氏
　ともに元旅行振興課長、坂巻氏は中部地方整備局
★ANA、「シカゴ支店」を7月1日付けで新設
★人事異動　ANA（7月1日付）
■為替市況（27日）

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