日刊旅行通信

2006年6月29日

　農協観光06年3月期決算、減収減益も2期連続黒字
　06年度は中期計画最終年、累損解消と復配目指す

　国土交通省観光部門は6月27日、自治体や観光関連団体を対象とした説明会の席上、外客訪問率や人口比をもとに、独自に試算した都道府県の外客誘致目標を示した上で、国と歩調をあわせた目標感ある取組を自治体にも期待したい考えを示した。既に、47都道府県のうち、過半数にあたる27都道府県が外客誘致人数の目標をたてているが、目標数値のない自治体もまだまだ多く、国と地方が目標を共有した取組を進めることが2006年の750万人、2010年の1000万人達成につながるとの考えが打ち出された。
　今回、観光部門が試算した都道府県の外客誘致目標は、(1)外国人旅行者の各都道府県の訪問率、(2)人口比（日本の総人口に占める住民数のシェア）－－をもとに、各都道府県が目指すべき2006年の目標値を2つの指標で算出したもの。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★農協観光06年3月期決算、減収減益も2期連続黒字
　06年度は中期計画最終年、累損解消と復配目指す
★アウトバウンド振興は「観光事業課」担当継承
　国交省観光部門、旅行業界の窓口は事業課に
＜旅行関連＞
★4～6月は海外・国内旅行とも好転、見通し明るく
　JATA市場動向調査、中国・アジアの回復顕著
　国内は沖縄が好調維持、北海道・九州も好転
★国交省、ロングステイ・二地域居住促進へ、予算要求視野
★HIS“男っぷりをあげる”海外ツアー発売
★i.JTB、「東京パーク＆ジョイ」チケット発売
★JATA事務局、Pマーク取得にむけて取組開始
★スタークリッパーズ、タヒチクルーズの日程発表
＜航空関連＞
★JAL株総、安全問題や無配で株主に理解求める
　入場者数は過去最多、新町CEOが退任へ
★過去最高の2807名が出席、ANA株主総会
　安全・ホテル事業・買収防衛策の質問目立つ
★中国南方航空、来年後半にスカイチーム正式加盟
★「日本人減少に歯止めを」ANZマイヤーズ新日本支社長
★香港ドラゴン、5月は対前年度比で旅客・貨物とも増加
＜デスティネーション＞
★米オレゴン州「豊かな食文化」で日本人誘致
　観光局CEO来日「カリナリー・ツーリズム」提案
★オレゴン州知事、成田直行便実現で観光・貿易拡大
　目代NWA会長ビジネス堅調、レジャー需要拡大を
＜ホテル＞
★ヒルトン・モルディブ、7月限定の宿泊プラン発売
＜組織・人事＞
★農協観光、山口取締役経営企画部長が常務昇格
　ヒバリ野専務、濱田常務は退任、執行役員制導入
★北海道国際航空専務に雑賀氏
★事務所移転―パーパスジャパン本社
■為替市況（28日）

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