日刊旅行通信

2006年8月30日

　07年度観光関係予算、18.2％増の約77億円要求
　VJC開始前の倍以上に、中核5事業で53億円要求

　国土交通省観光部門は、2007年度（平成19年度）予算の概算要求で、ビジット・ジャパン・キャンペーン（VJC）に40億円、観光ルネサンス事業に8億5000万円、ニューツーリズム創出・流通促進事業に3億円を要求することなどを正式に発表、2007年度の観光関係予算全体では、前年度比18.2％増の76億8400万円を要求する方針を発表した。
　2003年度にVJC事業が開始されて以来、観光立国政策の本格化をうけて観光関係予算は増加の一途を辿っており、2006年度の予算規模は、VJC開始前の2002年度比で倍増の65億300万円に達している。2007年度は、5年目を迎えるVJCで、03年度当初予算比倍増にあたる40億円を再々要求するほか、観光ルネサンス事業を拡充、ニューツーリズム創出・流通促進を新機軸として打ち出し、外客誘致・観光まちづくり・観光産業振興を3本柱に据える考えだ。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★07年度観光関係予算、18.2％増の約77億円要求
　VJC開始前の倍以上に、中核5事業で53億円要求
　VJCに40億円要求、地方連携事業に約4割充てる
　観光ルネサンスは2.43倍の8.5億円へ拡充要求
　ニューツーリズム創出と流通促進へ新規に3億円
★組織要求、内外の連携強化へ「企画室」など要求
★旅行業の産業政策策定など9本柱に10月にも提言
　JATA、優先順位示して具体的な行動計画策定も
　休暇促進やチャーター規制緩和など構造的課題も
　燃油サーチャージは運賃一本化求める声多く
＜旅行関連＞
★インターネット旅行関連サイトの利用者増加
　楽天トラベル4割増、JTBはグループならトップ
★GTO、ウィンのオープンに合わせマカオ行きDP発売
★日旅、楽器挫折者救済合宿・シャケセッションツアー発売
★JTB、「秋休み」限定商品を2本造成
＜航空関連＞
★航空局度概算要求、羽田再拡張事業費は2191億円
　航空サービス高度化、空港核に観光交流を促進
★SIA、IT運賃対象に10月から紙発券手数料導入
★ANZ、05/06年度決算は燃油費高騰で増収減益
★新LCCビバ・マカオがB767初号機受領、ジャカルタ、モルジブへ就航
★成田空港旅客数7月は1％増の約280万人
★成田、ICAOの05年空港ランキングで順位を維持
★関空、国際線便数・外国人旅客共に7月過去最高
＜デスティネーション＞
★ベルリンのボーデ博物館が10月18日再オープン
＜ホテル＞
★スターウッド、北京のIT地区に新ホテル
■為替市況（29日）

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