日刊旅行通信

2006年11月30日

　HIS、個人旅行主体のインバウンド新会社設立
　ウェブで体験型商品販売、団体はオリオンツアー

　エイチ・アイ・エス（HIS）は訪日外国人旅行（インバウンド）の専門会社「エイチ・アイ・エスエクスペリエンスジャパン（HEJ）を今月中に設立、来年4月から営業開始する。新会社はインバウンド向けのウェブサイトを立ち上げ、個人旅行者をターゲットに募集型企画旅行を販売、一部、受注型企画旅行も手掛ける。
　主要顧客層はウェブサイトが英語となることから米欧やオセアニア、アジア英語圏などとなる。その後、訪日客の多い韓国語、中国語のウェブサイトを展開し、韓国・中国・香港・台湾などの需要を掘り起こしていく。HISは約60店舗の海外拠点網を持っており、店舗にパンフレットを置くなどインバウンド事業を側面から協力する。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★HIS、個人旅行主体のインバウンド新会社設立
　ウェブで体験型商品販売、団体はオリオンツアー
★EUとロシア、シベリア上空通過料廃止で合意
　欧州ノンストップ便の運航コスト削減へ
★エクスペディア、日本サイトがついにオープン
　まずは海外ホテル予約から、動画など豊富な内容で勝負
＜旅行関連＞
★JATA、旅行業の産業政策、中間答申骨子固める
　年内目途に21項目のアクションプログラム策定
★インバウンド拡大へ「国際旅行営業部」新設
★近ツー10月実績、国内団体不振で総取扱額0.9％増
★阪急交通社 10月実績、総取扱額6.8％増
★秋闘、日旅が冬期社員1.5ヶ月で大筋合意
★夕張市の3セク石炭の歴史村観光が破産手続開始決定
＜航空関連＞
★AFR/KLM日本支社統合で両社幹部来日
　セールス含め完全統合、組織を一新
★AFR/KLM、09年夏にA380型機投入
　AFR、来年6月成田に巨大ラウンジ
　KLM、12月から紙発券手数料、AFRも検討
★第3回航空分科会、航空会社8社からヒアリング
　JAL、各空港の施設整備を要望
　ANA、国際線就航距離「制限をつけるべきではない」
★AXESS、SWRのET発券対応可能に
＜観光統計＞
★10月ハワイ日本人客、11.4％減の11.3万人
★マカオ10月日本人渡航者数、40％増の1.8万人
＜デスティネーション＞
★ニュージーランドトラベルカフェ、六本木にオープン
＜ホテル＞
★10月のシティホテル客室利用率、全国平均74.7％
＜組織・人事＞
★日中旅行社社長に御簾納ジャクエドワード氏
★近畿日本ツーリスト人事（12月1日付）
■為替市況（29日）

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