日刊旅行通信

2007年1月15日

　2006年の日本人出国者数、0.8％増の1754万人に
　法務省速報、中部・羽田が17％台の伸びも微増に

　法務省入国管理局は1月12日、2006年（1～12月）の出入国統計（速報）を発表したが、日本人出国者数は前年比0.8％増（13万1488人増）の1753万5053人と微増に留まった。2000年の約1782万人に次ぐ史上2番目に多い数字だが、当初予想されていた1790万人（財団法人日本交通公社予測）～1800万人（JTB予測）のレベルには達せず、2006年は海外旅行にとって大きな阻害要因がなかったにも関わらず、伸び悩んだ1年だった。
　ただし、今回発表された暦年実績と、既に発表済みの2006年1～11月累計実績から算出した12月単月の日本人出国者数は、前年同月比9.4％増の153万3285人となり、年末年始の海外旅行は需要が旺盛だったことを裏付けた。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★2006年の日本人出国者数、0.8％増の1754万人に
　法務省速報、中部・羽田が17％台の伸びも微増に
　2006年の外国人入国者数、8.8％増の811万人に
　中国が米国抜いて3位、新規入国者数は10％増
★羽田－虹橋年内実現へ、日中首脳会談で合意
　青少年交流イベント開催で中国から多数招待
＜旅行関連＞
★主要50社11月実績、総取扱額5％増と好調維持
★HISとスルガ銀、国際デビットカードを発行
★阪急、創立100周年でキャンペーン実施
★飛鳥IIの08年オセアニアグランドクルーズ発表
★環境省、エコツーリズムシンポジウム開催へ
＜航空関連＞
★鈴木航空局長、航空企業は環境に左右されない経営基盤強化を
★AFR/KLM、2月末までダブルマイルキャンペーン
★COA、米－欧線の757型ビジネスクラスにAVOD導入
★国交省、30日から実証試験を開始、成田空港で空港手続きの電子化
　日航、全日空も実証実験参加で、空港手続き迅速な実現を目指す
＜観光統計＞
★11月の沖縄訪問客数、6.1％増の47万4500人
　11月の北海道訪問客数は5.0％増といずれも好調
＜デスティネーション＞
★タイ爆弾事件関連で2回目の声明文を発表
　治安維持強化、観光地には私服警備要員を配置
★伊・ボローニャ歌劇場で日本人向け特別公演
＜ホテル＞
★カウアイ島にアウトリガーのコンドミニアム誕生
＜組織・人事＞
●ミキ・ツーリスト、30日に中西前社長「お別れの会」
■為替市況（12日）

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