日刊旅行通信

2007年3月5日

　ITCチャータールール、包括的に見直しへ
　鈴木航空局長、審査基準も対外オープンへ

　国土交通省の鈴木久泰航空局長は、3月2日の会見で、ITCチャータールールの見直しについて、「旅行業界から要望を受けた部分だけでなく、きちっとルール全体を見直して、使い勝手のいいルールにしていく」と述べ、この機にITCチャータールールの包括的な見直しを行う考えを明らかにした。
　旅行業界からは、外航に対する50％ルールの規制緩和や、宿泊手配を伴わない日のある中抜き旅行商品の容認などが要望されているが、鈴木局長は、「当然、50％ルールや中抜きなども検討するが、それだけでなく、古めかしいルールやわかりにくい部分を含めて、ルール全体を見直す」と述べ、例えば、ITCチャーターの認可に当たっての“審査基準”についても、「なるべく皆さんにオープンにした方が良いと思うので、ルールの中に書き込めるものは書き込んでいく」方針を示した。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★ITCチャータールール、包括的に見直しへ
　・鈴木航空局長、審査基準も対外オープンへ
　・日中航空交渉、3月7～8日に中国・武漢で再開
　・羽田－虹橋チャーターと輸送力拡大が焦点
　・IATA運賃の燃油原価「低すぎる」ことが根本課題
　・IATA運賃等の独禁法適用除外見直しは静観
　・液体物持込制限、乗継時没収でICAOが7月目途に対応策
＜旅行関連＞
★日旅、ギフト券などの発行に関して行政処分
★国交省、「観光投資研究会」5月頃目途に報告書
★地球の歩き方「バリアフリー・ハワイ」発行
★ワタベら、「福岡山の上ホテル」事業継承の交渉権獲得
★HIS、K-1ファイター武蔵と楽しむグアムツアー
★JTB、国立大学などと共同でシニアカレッジ開催
★KNT、関空と共同でスイス観光セミナー開催
＜航空関連＞
★羽田再拡張、交渉進展も残る最後で微妙な局面に
★ANZ、タヒチとクック諸島行き正規割引運賃新設
★MAS、06年純損失も目標さらに圧縮して業績回復
★ルフトハンザ、ドイツ発FCクラスで革新的中国料理
★ANZ、機内エンタメのプログラムを拡充
★インフィニ、印ジェットエアウェイズのET発券が可能に
★アマデウス、航空会社3社の機能を拡充
＜デスティネーション＞
★ウィーン、07年テーマは「LIVE ART, LOVE LIFE 」
＜ホテル＞
★近鉄、新「志摩観光ホテル」いよいよ着工
＜組織・人事＞
★南ア観光局日本地区代表にブラウワー氏任命
　3月15日付で入局、4月初旬に東京オフィス着任
★アルパインツアーサービス、東京本社を移転
★日本旅行人事異動（PDFファイル）
★阪急交通社人事異動（PDFファイル）
■為替市況（2日）

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